一方、クリーンテクノロジー関連の情報を提供するクリーンテクニカ(CleanTechnica)が米グッドカーバッドカー(GoodCarBadCar)のデータを分析した結果によると、今年7月のモデル3の販売台数は、推計1万6000台に上った。米国の高級車(小・中型車)市場で、競合他社に大差をつけてのトップになったとみられる(テスラはモデル3が同セグメントに分類されると主張しているが、当然ながらこの見方には議論の余地がある)。
マスマーケット向けのモデル3の最大の競争相手となるのは、メルセデス・ベンツの「Cクラス」と考えられる。そして、Cクラスの同月の販売台数は、推計6029台だった。モデル3の同月の販売台数は、メルセデス・ベンツのその他のクラス(CLA、CLS、E)を合わせた販売台数も大きく上回ったとみられている。
クリーンテクニカによれば、同月の高級小・中型車市場でのテスラのシェアは23%、BMWとメルセデス・ベンツはそれぞれ約17%となった。また、各メーカーの高級小・中型車の同月の販売台数(推計)は、以下のとおりとなっている。
・ テスラ/モデル3:1万6000台
・ BMW/2シリーズ、3シリーズ、4シリーズ、5シリーズ合計:1万2811台
・ メルセデス・ベンツ/Cクラス、CLAクラス、CLSクラス、Eクラス合計:1万1835台
・ アウディ/A3、A4、A5、A6、A7合計:9282台
・ レクサス/ES、GS、IS、RC合計:6866台
・ キャデラック/ATS、CT6、CTS、XTS合計:4382台
・ インフィニティ/Q50、Q60合計:3383台
・ アキュラ/RLX、TLX:合計2536台
・ ボルボ/60シリーズ、90シリーズ:合計1904台
・ アルファ・ロメオ/ジュリア:1028台
・ ジャガー/XE、XF:合計648台