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I write about bringing life to work and bringing work to life.

tommaso79 / Shuttersgtock.com

以下は、読者のレティシアからの便りと、それに対する私からの回答だ。



私は人事部長の立場にいます。仕事はやりがいがあり、会社の成功に大きく貢献できていると思います。でもひとつ問題があるのです。上司のマークは会社のオーナーで、基本的に私は彼の判断を信じています。彼が素晴らしい組織を築いたことは確かです。

しかし彼には、失業中の候補者を雇うことに偏見があり、これに強く反対しています。彼はこう言います。「候補者を絞り込むのは時間のかかる作業だ。失業中の人は即不採用にして、別の人間を探せばよい。私は、現在働いている人間としか面接をしたくない」

この態度に私は大変腹が立ちます。失業中でも才能のある人はたくさんいますが、マークは選考対象にしません。私は実際に、候補者たちに対して、どんなひどい仕事でもいいから一旦就職してから再度応募するよう勧めたことすらあります。

失業中の応募者は有無を言わせず拒否するやり方をどう思いますか? どうやってマークを説得すればよいでしょうか?



レティシアへ

失業中の就職希望者に対する差別は、道義に反する行為だ。失業中の応募者が、現在雇用されている人と比べて才能が劣るとか、検討する価値がないということは全くない。

聡明で才能のある人でも、日々レイオフされたり解雇されたりしている。時には、才能がある人ほど解雇されやすい場合すらもある。失業中だからという理由で即座に候補者を却下するのは、愚かな行為だ。

マークの説得方法だが、あなたが自分の力を行使できるかどうかの問題だ。この問題でいら立ちを感じるのも当然のことだが、それよりも重要なのは、マークがあなたを雇い、採用を含む人事部門のトップに据えたことだ。今や人事部には優秀なリーダーがいるので、彼のでたらめでおかしな偏見を採用プロセスに影響させるべきではない。

マークに対しては、「私は人事部門と採用を任されるために雇われました。なので、これらについては心配していただかなくとも結構です。人事部門は私に任せてください。でなければ、私がこのポジションには合わなかったということになります」と言えばよい。

こんなことを言うのは恐ろしいと今は思うかもしれないが、自信が持てればそう怖くはなくなるはずだ。自分の力を行使できないのであれば、あなたは人事部長ではなく、少々偉そうな肩書がついたマークのアシスタントでしかない。

編集=遠藤宗生

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