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2018.07.27 11:00

米自動車「満足度調査」、ブランド部門でヒュンダイが最高評価

最も高い評価を受けたリンカーン・ナビゲーター(Photo by Josh Lefkowitz/Getty Images)

米調査・コンサルティング会社J.D.パワーは7月25日、新車で購入した自動車に対する所有者の満足度について調べた「自動車商品魅力度(APEAL)」調査の結果を発表した。

米国ではSUVが高い人気を維持している。調査対象とした全モデルの中で、リンカーン・ナビゲーターの最新モデルが最も高い評価を受けたのは、驚くべきことではないだろう。過去5年間の調査で最高のスコアとなる915ポイントを獲得した(満点は1000ポイント)。

一方、今回の調査では驚きの結果もあった。ブランド部門で韓国ヒュンダイの「ジェネシス」がポルシェを僅差で破り、初のトップとなったことだ。BMWやレクサスに対する評価も上回った。

J.D.パワーのグローバル・オートモーティブ部門バイス・プレジデントのデイブ・サージェントは、自動車の全般的な向上や改善を高く評価。「乗用車でもトラックでも、購入するなら今だ」として、どのセグメントにも品質が高く魅力的な車が数多くあり、価格も妥当であるとの見方を示した。

ドライビングダイナミクスや可視性・安全性、通信やオーディオ・エンターテインメントなど、APEALが調査を行った10のカテゴリーの全てにおいて、消費者の満足度は昨年より上昇している。

マスマーケット向けの車種では、 シボレーとGMCが最高スコアの826ポイントを獲得。どちらも初の1位となった。3位はラム(825)で、ダッジとフォード(824)がその後に続いた。

これらの調査結果を、消費者はどのように活用すべきだろうか?最善の方法は恐らく、ここに挙げるモデルを購入したい新車のリストに書き加えておくことだ。高級車の購入を検討していた米国人の多くは、「ジェネシス」のブランドを知らなかったかもしれない。だが、実際に所有している人たちが高く評価していることを知れば、興味がわくはずだ。

今回の調査で高評価を受けたモデルは、次のとおりだ。

・フォード:エクスペディション、F-150、マスタング、リンカーン・コンチネンタル
・ゼネラルモーターズ:シボレー・エクイノックス、シボレー・トラバース、GMC・シエラHD
・フォルクスワーゲン:アウディ・A3、ポルシェ・カイエン、フォルクスワーゲン・ジェッタ
・BMW:X1、X3、ミニ・カントリーマン
・ホンダ:アコード、リッジライン
・ヒュンダイ: キア・リオ、キア・スティンガー
・フィアット・クライスラー:クライスラー・パシフィカ
・日産:マキシマ

編集=木内涼子

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