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3シーターの「NIELSEN」は、グリーンの張地を使って洗練された雰囲気に。コーヒーテーブル「NORIGAMI」は、2cmという薄板で構成している。

ジョルジオ・アルマーニのライフスタイルを投影させたインテリアブランドには、暮らしを大切にする彼の哲学が見える。

衣食住という言葉があるが、その全てを体現しているラグジュアリーメゾンが、アルマーニである。

ファッションはいうまでもないが、ホテルやレストランも経営し、さらにはインテリア部門として、この「アルマーニ/カーザ」を展開する。美しい家具を作るブランドは数あれど、ここまで完璧に、豊かで美しいライフスタイルをトータルで楽しめるブランドは珍しいだろう。

「我々はあらゆる文化が混在するグローバルな世界に住んでいます。ファッションデザインにおいては、様々な文化からインスピレーションを受けていますが、インテリアも同様です。私の好奇心に火をつけることに、地理的、あるいは文化的なボーダーは存在しません」と語るジョルジオ・アルマーニ。アルマーニ/カーザもまた、彼の豊かなインスピレーションから生まれているのだ。


新作コーヒーテーブル「NORIGAMI」に腰かけてポーズをとるジョルジオ・アルマーニ

アルマーニ/カーザは、ミラノの中心部に昨年オープンした巨大なブティックで展示会を行った。地下1階、地上3階という巨大な空間の中で、家具をコーディネートして配置し、モノ単体ではなく“住み方”を提案しているのが特徴だ。

今年の注目は色。グリーン、ブルー、レッドという強い色をアクセントに使っている。そもそも住宅というのは長いスパンをかけて、少しずつスタイルをつくり上げていくものである。そこでアルマーニ/カーザでは、お気に入りのシンプルな家具を手に入れ、例えばファブリックを張り替えて今年風にアレンジすることを提案している。そこには、家具=使うモノであり、そこを逸脱してはいけないというジョルジオの考え方が、深く浸透している。

会場ではグリーンのファブリックに同系色のクッションや小物を組み合わせることで統一感を出しつつ、補色となるレッドを取り入れることでお互いの色を引き立たせるというテクニックを効果的に使っていた。インテリア業界では、壁の一面だけに強い色の壁紙を取り入れる「アクセントクロス」というテクニックが流行しているが、アルマーニ/カーザでも、レッドやグリーンの壁紙で空間に彩りを与え、家具の存在感も増している。

photograph by Mitsuya T-Max Sada edit&text by Tetsuo Shinoda

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