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marigo20 / Shutterstock.com

25歳のGrace Chiangの趣味はネイルだが、マッキンゼーに勤務していた頃は思うように手入れができなかったという。現在はスタンフォード大学ビジネススクールに在学中のChiangは、当時の経験をもとに3Dプリンターで作ったネイルの定期購入サービス「Mani.me」を立ち上げた。

Mani.meは今年4月に設立されたばかりで売上高は微々たるものだが、世界トップレベルのアクセラレーターの「Stanley + Techstarsアディティブマニュファクチャリングアクセラレータ」に合格した。

Chiangに3Dプリントを使ったネイル事業を考案した理由について話を聞き、下記に彼女の発言をまとめた。


我々はユーザーの手の写真から爪の形状とサイズを測り、3Dプリントでベースを製造し、デザインをつけて郵送している。デザインはアプリに掲載されているものから選べ、まるでインスタグラムで見た写真が現実のものになるような気分になる。

料金は月50ドルで2セットを購入することができる。プレミアム版は月70ドルで3セット購入できるので、1セットを週末用として使うことができる。

私は大学に進学するまでの夏休みに、ネイルサロンで働いたことがある。当時は台湾に住んでいたが、アルバイトをしたくても、台湾では高校生を雇ってくれる店が少ない。私がマニキュアを塗ってあげるのをいつも喜んでくれていた祖母がなくなり、ネイル技術を本格的に学びたいと考えた。

近くのネイルサロンに相談したところ、店の掃除と交換にトレーニングをしてくれることになり、5ヶ月に渡ってアクリルネイルとジェルネイルを学んだ。その後、大学に進学して友達のネイルを手掛けるようになった。現在はスタンフォード大学ビジネススクールに在学中で、女性向けのネイルイベントなどを主催している。

私にとってネイルはとても大切な楽しみだ。マッキンゼーに2年勤めたが、その間はネイルサロンが開いている時間に行くことができず、マニキュアも1つしか持っていなかった。

ビジネススクールに入学して最初の1週間で共同創業者のJooyeon Songに出会った。私たちは2人ともネイルが好きだった。彼女は韓国で施術した可愛らしいピンクのフレンチネイルに、3Dデザインを施したものをしていた。

起業家プログラム「Launchpad」を受講

Songは3Dプリンター業界にいた経験から、「ネイルに3Dプリンターを使ったらどうだろう?」というアイデアを思いつき、Mani.meのビジネスモデルに辿り着いた。彼女はボストンコンサルティンググループ出身で、私がコンサル時代に抱いていた悩みに共感してくれた。我々はスタンフォード大学で人気の起業家教育プログラム「Launchpad」を受講し、今年の夏はTechstarsに参加する。

我々は卒業までまだ1年ある。現在の生活は、フルタイムで働きながらビジネススクールで学んでいるようなものでとても多忙だが、週末はラボに籠ってプロタイプを作っている。

4月に2週間実施したプリセールは、サンフランシスコのベイエリア限定だったが1000ドル近くを売り上げた。現在は商品の見直しやアプリの開発などに取り組んでいる。今後は新規顧客の開拓とベータテストを行い、今年後半のローンチに向けて商品にさらに磨きをかけいる。

編集=上田裕資

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