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2018.07.28

最も稼ぐセレブランキングに登場した「一発屋」の歴史

左からKISSのジーン・シモンズ、俳優のブライアン・クランストン、NBA選手のドワイト・ハワード(Photo by Getty Images)


「ブレイキング・バッド」主演俳優も一発屋

リアリティ番組に出演して一躍セレブになった人々もいる。5人組のゲイ男性が一般人のライフスタイルを改造する番組「クィア・アイ」は2003年に放送が始まってすぐに大きな話題を呼び、5人は350万ドルの年収を得て2004年のランキングに加わった。

ちなみに同番組は2018年からキャストを変更してネットフリックスでリブートされ、新しい5人は既にSNSで大人気だ。ホールフーズなどの大手企業と広告契約を結んでいるメンバーもおり、今後ランク入りする可能性もある。

前述した通り、2016年以降の「セレブリティ100」は選考基準を収入額に絞ったことで、知名度や影響力が高くとも年収がトップに届かない者はランク入りできなくなっている。そのため、2014年に年収1200万ドルで41位に入ったテレビ司会者のジミー・ファロンや、700万ドルで88位になった「ブレイキング・バッド」主演俳優のブライアン・クランストンなど、活躍ペースが落ちていない著名人も「一発屋」に含まれる。

今年の1位は2億8500万ドル(約315億円)を稼いだ元プロボクサーのフロイド・メイウェザー、最下位(98位タイ)は3500万ドル(約38億7000万円)を稼いだラッパー/音楽プロデューサーのドクター・ドレーとナズ、そして俳優のデイヴ・シャペルだった。

このランキングは、2017年6月1日〜2018年6月1日の収入をもとにしており、文中の金額は税金や、マネージャー、弁護士、エージェントに対する報酬が引かれる前のもの。算出にあたってはIMDB、ニールセン、NPDブックスキャン、ポールスターが集計したデータを使用した他、業界関係者やセレブ本人へのインタビューの内容を加味した。

編集=海田恭子

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