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2018.07.24 16:30

IGTVを考察する 5つの特徴と注目すべきプレイヤーたち


チェックすべきプレイヤーは?

現段階でチェックすべきプレイヤーを聞かれることが多いが、その答えは「初期段階からIGTVを使っているプレイヤー」だ。どんなサービスにでも言えることだが、新機能やアップデートのタイミングにはプレイヤーは少なく、それがβ機能などであれば、サービスの運営元がプレイヤーを選び、その機能を提供していることが多い。

IGTVについてもそうだ。ローンチ当初に動画を多く投稿していたプレイヤーの顔並みは、頷くべきものばかり。COMPLEX、Refinery29、Them、インフルエンサーで言えばキム・カーダシアンやキッズインフルエンサーのZooey Miyoshiなど。これらは、事前にインスタグラム側からリークされていた、もしくは投稿を依頼されていたと考えても不自然ではない。

アップデートから1カ月がたち、IGTVを上手く使いこなすプレイヤーたちを紹介しよう。

シャネルはショー風景と来場者のインタビューをまとめて

最も親和性が高いのは、ファッションショーのランウェイ映像ではないだろうか。現段階で、これほど縦型にハマるコンテンツも少ない。

中でも先人を切ってIGTVを活用しているシャネルは、いままでのコレクション動画をIGTVにまとめている。ショーの裏側、セレブリティが来場する様子、コレクションの発表を受けてセレブリティが話す簡単なインタビューなど。ファレル・ウィリアムズや、リリー・デップなどが登場するリッチコンテンツだ。動画のクオリティはもちろん、テンポもよく、そして、ファンのために届ける最適なコンテンツである。



また、グッチはIGTVのサムネイルをきちんと制作し、そのランウェイがいつのコレクションなのかをわかりやすくする努力もしている。小さい画面の中でサムネイルが見られるため、IGTVのコンテンツを多くの人に見てもらおうとするのなら、サムネイルを制作する努力は必要だろう。

60分の縦型動画を企画で押し通すネットフリックス

ネットフリックスは、オリジナル作品「リバーデイル」に出演する人気俳優コール・スプラウスが60分間もの間ハンバーガーを食べ続けるだけの動画を配信した。何も話さず、本当にハンバーガーを食べ続ける“だけ”。こうした、人に言いたくなるような企画も、口コミやSNSなどにおけるシェアが期待できるコンテンツだ。


ハンバーガーを食べ続ける俳優コール・スプラウスのIGTV
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文=石井リナ

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