米海兵隊流リーダーシップの4原則

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3. 誰にもボスは存在する

権威を尊重するのは大切なこと。たとえあなたが独立した事業者であってもだ。良きリーダーは、良き従者でもある。「まずは自分のボスが誰であるかを理解し、自分の能力の限り指揮・命令に従うこと。ただし、理解を明確にしたり、考えや意思決定に間違いがないか確かめたりするため、疑問を投げかけるべき時もある」とマローンは言う。自分で何も考えないロボットには、誰もなりたくないだろう。

4. 適切な時には率先して動く

それがチームの役に立つ時には、自らが率先してリードすること。「現実世界では、いろいろなことが起きるものだ」とマローンは言う。「たった1日の中でも、自らがリードする機会は何度も訪れる。自分よりも知能や経験がある人間は常に存在する。状況に応じて、そうした人の判断に従おう」

番外編:“ベッドメーキング”を怠らない

マローンは、米海軍のウィリアム・マクレイブン大将が“自分のベッドを整える”ことの大切さを語った演説の動画を観ることを強く勧めている。「このシンプルな行動についての知恵は啓発的だ」とマローンは言う。「小さなことをおろそかにしなければ、大きなこともしっかりできる。私は後にビジネスマンとして成功したあるベトナム帰還兵を知っているが、彼は今でも毎週、自分の靴を磨いている」

「これらのシンプルな原則を実践し、覚えていれば、間違いなくリーダーとしての力が育つだろう」とマローンは語っている。

編集=遠藤宗生

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