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今日、あなたは社内で何人と話しただろうか? 5人、10人ぐらいだろうか? 20人話していたらかなり多い方だろう。それでは会社が急成長し、社員が100人、500人、1,000人と増えた時、あなたは自分と話したことがない、仕事も関わりのない社員をどうやって評価できるだろうか?


メルカリをはじめ、急成長を遂げる企業がこぞって導入する、ピアボーナスサービスのUnipos(ユニポス)は、社員の「数字では測れない貢献」を数値化する。

「100年続く、強くてイノベーティブな組織をつくるには、数字では測れない貢献こそ大切だ」とUniposを生み出したFringe 81の田中弦社長(写真上)は語る。Fringe81 は、自らの組織拡大とともに、社員のモチベーション維持や評価のマネジメントなどの課題に直面し、自社の課題解決ソリューションとしてUniposを開発。口コミで評判が高まり、社外にも販売するようになった。

社員が号泣!褒め合う表彰制度をアプリに

「どうすれば、数字で測れない貢献を可視化できるのか……」

Fringe81は、広告代理事業やメディアグロース事業を主力に4年前のMBOから急成長を遂げた企業だ。渋谷の雑居ビルで約30人の社員に囲まれていた社長の田中は、会社の急成長とともにもどかしさを感じるようになった。

「会社のヒーローがわからない」。名前と顔はなかなか一致せず、数値で貢献度が測れる営業職以外で、会社で活躍した社員が誰だかわからなかった。

そこで思いついたのが、他薦による表彰制度だ。従業員一人ひとりに「発見した人」とその推薦理由を書いてもらう。仕組みはシンプルだが、効果は目を見張るものがあった。「新入社員が初受注した」とか、「部署異動で戸惑っていた人が今や組織の要になりました」など、些細な内容だったが、「発見した人」「発見された人」の双方を表彰すると、感動のあまり泣き出す人もいたという。

「みんなに知らせたい出来事は、毎日のように起こる。月に1回の投票では、せっかくのいいエピソードも忘れてしまう。もっとリアルタイムで褒め合う仕組みはできないだろうか」。そこからUniposが生まれた。

「感情報酬」が組織を強くする

Uniposは、社員同士がお互いのいい行動を見つけ、少額のボーナスをつけて「褒め合う」アプリだ。社員同士がポイントを送り合い、そのポイント数に応じて毎月の給与に少額のボーナスが上乗せされる。「第3の給与」であり、新しい成果給だ。
 
「ただ褒め合うだけだと、気恥ずかしいけれど、そこに100円でもお金が介在することで、恥ずかしさが緩和される」と田中は言う。

重要なのは100円という金額ではなく、それに付随する「感情」だ。田中はこう説明する。「私が『ランチでも食べて来なよ』と渡す1000円と、褒め言葉付きで100円ずつ10人からもらった1000円では、同じ1000円でも価値が違いますよね。この価値の差を、『感情報酬』と呼んでいます」

Uniposを使うようになって、「給与明細」を喜ぶ社員が増えた。「感情報酬」のおかげだろう。「以前は給与明細を渡してもすぐカバンに入れていた社員が、その場で袋を破いて見るようになりました。1ヶ月の自分の褒めてもらった行動が印刷してあります。この感情報酬は家族にも見せられます。家族もこんなに感謝される仕事をしているんだなとわかり、応援してくれるようになる」

数値化されない貢献をすべて貨幣価値に代えて、給与で支払うことはできない。しかし、お互いを「褒め合う」仕組みに変えて、感情報酬という形で上乗せすれば、会社や「人事評価」の負担を増やさずに、社員の満足度も高め、会社の理念の浸透を図ることができる。

「拍手」という共感を呼ぶ仕組み

Fringe81では、毎週月曜日の朝になると、まず、全員に400ポイント(1ポイントあたり3円で、400ポイントは1200円相当)が配られる。これはいわば感情報酬のプールであり、誰に何ポイントを送るかは個々人の自由だ。1回につき送ることのできるポイントは最大で120ポイント(360円)で、残った分のポイントを翌週に持ち越すことはできない。

Unipos がユニークなのは、「拍手」ボタンが付いていることだろう。誰かが誰かをほめたエピソードに感動した場合、「拍手」ボタンを押すと、褒めた人・褒められた人の双方に1ポイントずつ配られる。「ひとりから褒められて終わり」ではなく、エピソードがストーリーとして全社的に共有され、共感が広がっていくことで、ポイントがさらに付加されていく。このような細かな工夫を積み重ねることで、会社に貢献している人がまんべんなく感情報酬を受け取れるようにもなった。
 
Fringe81では、一日最多で100回ほどポイントのやりとりがされ、多い人では月に1万円分の上乗せをもらうこともある。毎月、トータルで用意した予算の半分を使い切っている。

あなたの会社を強くする、数字で測れない貢献とは––?

来たる8月28日、田中社長のほか、サイボウズの人事マネージャーでNPO法人フローレンスの人事も“副業”する青野誠氏、エスノグラファーで面白法人カヤックの外部人事を務める神谷俊氏らが集結。ユニークな組織と個を生かす人事戦略で、時代を牽引する企業の人事のプロが激論を飛ばす。

それぞれの会社を支える「数字で測れない貢献」とは?
社員の優れた“個”の力を発見し、組織文化を育くむ人事・経営戦略とは––? 

「イノベーションを生み出し続ける組織づくり」について、最先端の知見を得られる、絶好の機会になるはずだ。


8月28日開催!
イノベーションを生み出す、職場づくりとは?

〜最先端企業に学ぶ企業変革〜

イノベーションを生み出す、職場づくりとは?
ー最先端企業に学ぶ企業変革ー

日時:8月28日(火)午後5時開演
場所:Fringe81(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー8F)

※お申し込みは締め切りました。沢山のご応募、誠にありがとうございました。
イベントでは、Fringe81株式会社代表取締役CEO田中弦のほか、サイボウズ株式会社、面白法人カヤックから人事のプロが登壇。フォーブスジャパン副編集長の谷本有香がモデレーターを務める。先進企業で実践されている最先端の職場づくりを知る機会となる。

Promoted by Fringe81 text by Forbes JAPAN  photograph by Setsuko Nishikawa

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