「独り善がり」にならず意見する方法 リーダーへのアドバイス7選

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「男性は意見の内容で批判され、女性は意見を持っていることで批判される」と語るのは、米ニュースサイトのボックス(Vox)でプロデューサー・記者を務めるリズ・プランクだ。つまり、意見を言うのは楽ではないということ。

英紙ガーディアンの調査では、執筆する記事の話題に関係なく、男性記者よりも女性記者の方がネガティブなコメントを集めやすいことが分かった。また、米国では主要な従来型メディアの特別記事のうち、女性が書いたものは20%ほどしかないのも驚くべきことではない。

意見を表明することは難しくもあるが、リーダーとしての役割でもある。リーダーの意見は企業の意思決定やニュースを形作るからだ。議論に参加するには、職場やコミュニティーで発言し、自分の知識や価値を示すこと。あなたのアイデアは重要であり、ジャーナリストのキャサリン・ランファーが言うように「大きな問題への強力な解決策」となるかもしれない。

周囲に傲慢(ごうまん)だと思われる「独り善がり」状態になることなく意見を共有することは可能だ。発言するときは、他者に聞き入れられ、尊敬されるような話し方にしよう。ここでは、女性(そして男性)が、「独善的」にならずに意見を表明する7つの方法を紹介する。

1. 事実に基づく

事実に基づいて話せば、自分の意見を強化できる。考えをデータと組み合わせ「2つ目の選択肢が良いと思います。なぜなら……」と言い、事例研究などを引用する。意見を事実に基づくものにすれば、説得力が増す。あなたが情報を持っていれば持っているほど、周囲の人はあなたの意見を聞きたがるものだ。

2. 具体的な言葉を使う

考えが具体的であればあるほど明確さが増し、自分の意見を聞いてくれたり理解してくれたりする人が増える。「常に」「必ず」などの断定的な表現は使わないこと。自分の意見が絶対正しいのだという態度はとらないこと。また、具体的に表現する方が説得力は増す。

3. きっぱり話す(ただし大声を出す必要はなし)

意見がある場合は、それをきっぱりと口に出そう。自分の考えを受け入れること。そうすれば自信がにじみ出て、言葉に説得力が出る。大声を出さなくてもインパクトを生むことはできる。
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編集=遠藤宗生

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