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2018.07.11

仕事を辞めるか続けるか 見極める5つのポイント

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3. 終わりが見えているか

嫌な仕事を苦しみながらも続ける場合、大事なのは見通しだ。一時的な仕事であれば、最後までやり抜いた方が良いかもしれない。短期間で成果が出ないからといって、貴重な経験をする機会を逃しては残念だ。

ただし、惨めな状況に終わりが見えない場合は、それと引き換えに得られるものに価値があるのかを考える。出勤を恐れていて、状況改善の可能性がほぼ、あるいは全くない場合は転職が必要かもしれない。

私は大学院に入学した頃、危機管理センターで夜間シフトのインターンを始めた。本当につらい仕事だったが、プログラムはパートタイムの2年間のみだったので辞めなかった。今思い返すと、私はそこで多くのことを学んだ。現在は、辞めなかったことをとてもうれしく思っている。

4. 同じ企業で新たな役割に就けるか

同じ会社でも、職務を少しだけ変えれば満足度が上がることがある。現在編集者として働いているが、実はライターになりたい場合、職務変更の可能性を模索することには何の問題もない。

ただし、新たな職務をまずは1日か2日試してみよう。他部署やチームを何らかの形で支援し、感触を探る。おそらく、現在の職務と同時にこなさなければいけなくなるが、その職務が自分に合っているかどうかを見極められる。

私は長い間、編集者をしていた。記事を読むのは本当に好きだったが、自分にはあまり合わない側面もあった。ライターの方が好きだったため、給料は下がったものの、職務変更を喜んで受け入れた。

5. 遠隔勤務は可能か

仕事は本当に好きなのに、同僚や職場の文化、通勤が嫌な場合があるかもしれない。多くの企業が現在、遠隔勤務を採用しつつある。まずはそれが可能かどうかを探ってみよう。会議や集まりのため職場に来る必要があっても、ほとんどの業務を社外でできることは大きい。

私は過去12年間、ほとんど遠隔勤務をしてきた。その経験から、他者と物理的空間を共有しない方がより仕事を楽しめると言える。万人向けではないが、心の健康を保ちつつも好きな仕事を続けられるなら、会社に頼んでみる価値は絶対にある。

重要なこと

生活費を稼ぐ必要がある場合、たとえ惨めな仕事でも辞めづらいことがある。しかし、給料のため虐げられることを受け入れたり、違法な活動に加担したりすることは絶対にないように。

現れた警告を見逃さず、必要であれば少しずつ行動を起こす準備をしよう。履歴書と推薦書を準備して、新たな仕事を探すこと。

今の仕事に不満がなくても、満足度をさらに上げる方法を探せば良い。職務を少し変えたり、在宅勤務を試したりすれば、あなたのニーズが満たされるかもしれない。

最終的に大事なのは、自分に正直になり、惨めな状態を受け入れないこと。自分を優先し、成功と幸福をもたらすもののために戦おう。あなたには、その資格がある。

翻訳・編集=出田静

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