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Daisy Daisy / Shutterstock.com

冷たい飲み物を口へと運ぶストローが、カナダのレストランでは「出禁」となりつつある。

小さな独立経営レストランでは既にプラスチック製ストローの使用をやめた店もあるが、大手チェーン各社もこれに追従を始めた。この動きを受け製造業界では、代替品の模索が進んでいる。

ハンバーガーチェーンのA&Wカナダは6月上旬、プラスチック製ストローの使用を段階的に廃止し、代わりに紙製のストローを提供すると発表した。同社は、ミレニアル世代を念頭にサステナビリティー(持続可能性)に特化したマーケティングを展開しており、今回のプラスチックストローの使用中止はそれと足並みをそろえた動きだ。

紙製ストローへの切り替えを発表した会社には他に、レシピ・アンリミテッド(Recipe Unlimited)がある。同社はハンバーガーのハービーズ(Harvey’s)や鶏肉料理のスイス・シャレー(Swiss Chalet)やサンテュベール(St-Hubert)、ステーキのザ・ケグ(The Keg)やモンタナズ(Montana’s)など、さまざまなブランドのレストラン1300店舗以上を国内展開している。

またバンクーバーは先日、使い捨てプラスチックの使用を2019年から禁止することを発表。カナダ国内の他の都市も、今後これに続く可能性がある。

プラスチック製ストローの使用に関する認識を高める活動「The Last Straw」の主催者らは4月、バンクーバーとトロントのレストランで、客に対しストローの使用削減への協力を求める活動を行った。主催者のジリアン・ルーカスはカナダのCTVテレビに対し「夜の終わりに、ゴミ箱に入っているのはフルーツとストロー。つまりこれこそ、バーの裏側で私たちが捨てているものの大部分を占める」と話した。

また、環境保護団体サーフライダー・ファウンデーションが始めた取り組み「Straws Suck」は2016年、ブリティッシュ・コロンビア州トフィーノの地元店舗の数々から支持を得た。トフィーノの高級リゾート施設、ロング・ビーチ・ロッジ・リゾートでオペレーション担当ディレクターを務めるサマンサ・ハケットは、カナダ紙グローブ・アンド・メールに対し「自分たちのメニューを見てみると、ほぼ全てのドリンクと子ども用ジュースがストロー付きで提供されていた」と語った。「ストローなしのカクテルは、マルティーニくらいだった」

食品サービス産業協会のレストランツ・カナダ(Restaurants Canada)は5月、ウェブサイト上で、業界に対しストローの使用に関するフィードバックを求めた。「プラスチック、より厳密にはプラスチック製ストローの使用に関する圧力が高まっていますが、その使用を段階的に廃止する計画はありますか」という質問が掲載され、加盟企業がコメントを残せるようになっている。同協会は、多くの記事や業界専門家の言葉と共に、カナダでは1日当たり約5700万本のストローが使用され捨てられているとの統計を引用している。そのうち、リサイクルされているのは20%にも満たない。

編集=遠藤宗生

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