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Ink Drop / Shutterstock.com

ネットフリックスは今年、80億ドル(約9000億円)のコンテンツ予算を用意していると報じられていたが、2018年も半ばを過ぎた今、同社はその予算をさらに増大させる見込みであることが判明した。

英「エコノミスト」が掲載したゴールドマン・サックスによる試算によると、ネットフリックスは今年のコンテンツ予算を、120億ドルから130億ドル(約1.4兆円)のレンジに増大させるという。また、そのうち85%はオリジナルのドラマシリーズや映画に投じられる予定だという。

ネットフリックスのコンテンツ予算は、ハリウッドのどんな映画スタジオも上回る規模となっている。同社は今年、82タイトルの新作オリジナル映画が視聴可能にする予定だが、ワーナー・ブラザースが今年公開する映画は23作品、ディズニーは10作品にとどまっている。

ネットフリックスは今年、既に30作品以上の映画を公開しており、その視聴回数は世界で3億回以上。1作品あたりの平均視聴者数は900万人以上という。テレビドラマシリーズについていうと、独自製作の作品及び、配信権を取得した作品は700タイトルにおよび、そのなかには100作品以上のドラマやコメディ、ドキュメンタリーや子供向け番組が含まれている。また、約21カ国で製作されたリアリティショーも配信中だ。

さらに、ネットフリックスは今年5月、オバマ元米国大統領夫妻と複数年にわたる映画シリーズの製作契約を締結したほか、2月には人気ドラマ「Glee」で知られる著名プロデューサーのライアン・マーフィーと5年間の包括契約を結び、契約金は3億ドル(約322億円)を上回ると伝えられた。

堅調な成長を続けるネットフリックスは、今年の第1四半期には世界で740万人の新規契約者を獲得。利用者は世界平均で月額10ドルを支払っており、同社は潤沢な資金を新番組の製作やマーケティング、テクノロジー分野に再投資している。

ゴールドマン・サックスはネットフリックスのコンテンツ予算が今後、2022年までに年間225億ドル規模にまで膨らむと予測している。

現在、世界190カ国で事業を展開するネットフリックスは、米国のみで5670万人の視聴者を抱えているが、海外ユーザー比率は55%で、世界の視聴者数は1億2500万人を超えている。国や地域によって異なるユーザーのニーズに応えていく上でも、同社がさらにコンテンツ予算を増額することは合理的な判断といえそうだ。

編集=上田裕資

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