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Applying the dark arts of satire, cynicism & humor to consumer tech.

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米アマゾンは今年の年末のホリデーシーズンに、玩具のカタログを無料配布する計画だという。関係者が「ブルームバーグ」の取材に答えたところによると、カタログは全米の数百万世帯に郵送されるほか、ホールフーズの店舗でも配布されるという。

ネットショッピングが全盛の時代に、紙のカタログと聞くと古めかしいアイデアにも思えるが、玩具チェーン大手「トイザらス」が毎年発行していたクリスマスのおもちゃカタログは、米国の子供たちに広く愛されていた。トイザらスが閉店を宣言した今、アマゾンはそのノスタルジーを復権させようとしている。

インターネットが登場する以前に子供時代を過ごした筆者にとって、毎年秋になると郵便で届く、巨大なおもちゃカタログは大きな楽しみだった。そこに掲載されたレゴブロックの新作の写真を見て、両親にねだるのが恒例行事だった。

今ではネットにアクセスすれば、個々のおもちゃの詳細を確認可能だが、ウォルマートやターゲットらも毎年、年末商戦に向けて玩具のカタログを配布している。親たちにとっても子供たちと一緒に、紙のカタログをめくりながらおもちゃを選ぶのは嬉しい瞬間だ。テクノロジーがどれだけ普及しても、全てがデジタルに置き換わってしまうわけではない。

今年のホリデーシーズンは、ウォルマートやターゲットも店舗でのおもちゃの取り扱い量を増やす見込みだという。玩具のようなアイテムは、ネットで買うよりも店舗で実際に目にし、手にとってみてから買うほうが楽しめる。

近年はリアル店舗の死という言葉が盛んに報じられたが、買いものを行なう上で、フィジカルな店舗にはやはり価値がある。アマゾンは昨年、食品スーパーの「ホールフーズ」を137億ドル(約1兆5000億円)で買収し、リアル店舗のオペレーションを拡大する意欲を見せている。

編集=上田裕資

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