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有名コスプレイヤーが独自コインを発行

ただし、気になるのは彼らがかなり莫大な額の発行を計画している点だ。CosplayTokenプロジェクトはコスプレトークンの発行総額のうち0.5%を、ファンたちに無料で配布しようとしているが、これは40万ドルに相当する大金だ。この価値がいつまで維持できるのかは不明だが、既にテレグラムのフォーラムを通じ、エアドロップ(無料配布)も始まり、3言語(日英中)で参加者20万人を超えている。

オタクコインはEコマースサイトの「Tokyo Otaku Mode」を通じて配布されようとしている。それと同様な手法で、世界最大のコスプレコミュニティーであるCure WorldCosplayは、コスプレトークンを発行しようとしている。コスプレトークンが発行後ただちに、膨大なオーディエンスを獲得することは確実だ。

トークンの発行に向けて、彼らは既に17名の有名コスプレイヤーをアンバサダーに起用した。野臣かずみやRikachuu、Maridahらの参加も決定済みで、メンバーらは自身のプレイヤーコインを発行し、コスプレトークンの経済圏で流通させることが可能になる。

しかし、世界的に有名なコスプレコミュニティーが運営元であったとしても、一般の人々に仮想通貨の概念を理解させるのはかなり難しい。また、Cure WorldCosplayがコスプレイヤーに信頼されていることは確かだが、彼らがこのプラットフォームを価値交換の場としても受け入れるかどうかは未知数だ。

しかし、この疑問を前提として、Yunはまずコスプレトークンを、既に仮想通貨ユーザーであるファンをターゲットとして想定しているという

「イーサリアムの利用が広がるなかで、ユーザーの多くはERC20準拠のウォレットを使用し、トークンを管理した経験を持っている」とYunは述べる。彼の話す言葉が理解できないという人は、おそらく彼らが想定する初期ユーザーではないと、考えたほうがいいだろう。

コスプレトークンは今後、シンガポール本拠のQUOINEが運営する仮想通貨取引所「Qryptos」で、IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を予定している。IEOは取引所がICOを取り仕切る、新しい形のトークンの売り出し方として注目を集めている。(編集部注:Qryptosは日本居住者からの登録は受け付けていない)

編集=上田裕資

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