ユベントスが資金確保に向けて取り得る唯一の行動は、所属選手の一人、または複数を手放すことだ。例えばゴンザロ・イグアインとパウロ・ディバラを放出すれば、最も高額の収入を得ることができるだろう。そして同時に、最も効果的に人件費を削減することができる。
ロナウドの移籍は、レアルを“震央”としたドミノ効果をもたらすだろう。レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は、小切手にサインする手にたまらないむずがゆさを感じるに違いない。ロナウドを手放せば間違いなく、レアルは新たなスター(またはスターたち)の獲得に多額の投資をすることになる。
レアルはおよそ5年前にも、ガレス・ベイルを獲得するために過去最多とも言われる移籍金を支払った。一般的に、レアルは湯水のように金を使うチームだと思われている。だが、その財務は健全性を維持している。チームは今後、世界的な市場価値のある選手の獲得を目指し、そしてさらなる成功を収めていくだろう。
レアルについてはかねて、ネイマール(パリ・サンジェルマン所属)の移籍がうわさされてきた。キリアン・エムバペ(同)の獲得を狙っている可能性もある。また、英プレミアリーグでプレーするエデン・アザール(チェルシー)、ハリー・ケイン(トッテナム・ホットスパー)に狙いを定めているかもしれない。