国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」


さて、GT-R50の褒めるべきところは、あれだけ激しくデザインし直されているのに、ベース車であるGT-Rだとまだはっきりわかる。外観のどの部分を見ても、とても芸術的にラインやエッジや色が加えられている。ここまでデザインされると、どの国のスーパーカーにも負けないほどの美しさと言える。



GT-R50のテーマはグレーとゴールドのツートーンだ。みなさん、どうでしょう。ゴールドが好きですか? デザイナーは、顔にもテールにもゴールド色の素材をふんだんに採用しているので、今までのGT-Rとはエラい違いだ。

はみ出したボンネット、長く引き伸ばしたヘッドライト、金色の巨大エアダムが新しい顔の特徴になっているし、ルーフラインも低くなった。テールでは、お馴染みの丸いブレーキライトがさらに強調され、マクラーレンが採用するようなポップアップ式のリアウィングが、眩しい金色のトランクから飛び出してくる。

当然、ここまで外観をいじると、やはり、室内やエンジンパワーもいじりたくなる。内装もよりシックになっていて、同時に出力はなんとGT-R NISMOの600psから720psにアップされている。これほどの出力ブーストに耐えるために、GT-R50はGT-RのGT3レースカー並みの巨大ターボやインタークーラーを採用しているし、ピストンやコネクティングロッドなど、エンジン部品と6速デュアルクラッチのギアボックスを強化している。



日産に聞いたところ、GT-R50に関する情報はここまでと言っているけど、7月中に世界のどこかで一般公開されるそうだ。

ここで僕は予言しよう。今月12日から開催される世界一流のモータースポーツ・ショー「英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で、GT-R50がお披露目されるのではないかと思っている。世界のカーメーカーが秘密のコンセプトカーやプロトタイプを初披露するには、絶好の場所だからね。

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
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文=ピーター・ライオン

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