批判されても過剰反応しないための6つの心得

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人から失礼な扱いや悪い待遇を受けたとき、その振る舞いを個人攻撃と捉え、自己批判を始め、原因は自分にあると考えるのは簡単だ。

批判を個人攻撃と捉えてしまうと感情的に疲弊し、その必要はないのに、自分を常に厳しい目で見てしまうようになる。内省的であることと、ささいなことに常にむきになることは違う。前者は生産的で自己改善につながるが、後者はその逆だ。

批判を個人攻撃と捉えなくなれば、反応の仕方や感情、エネルギーをよりうまく制御できるようになる。批判にうまく対処する6つの方法は次の通り。

1. 他の人にどう思われるかを気にしない

最終的には、人にどう思われるかなどあなたには関係のないことだ。その代わり気にすべきなのは、あなたが自分自身をどう思うか、また自分を愛し気にかけてくれる人にどう思われているかだけだ。

他人や知り合いがあなたについて自分勝手に意見を述べたとしても、あなたには関係ない。全て相手の問題だ。他人にどう思われるかを気にしなくなれば、気分が解放され、自己意識が高まる。

2. 自分の価値を理解する

自分がどういう人間かを理解していて、自分のことを好きでいれば、他人があなたについて考えたり言ったりすることは気にならないものだ。自分の価値を理解し、自信を持つことは、あらゆるもの(目標達成や人間関係、人生や仕事が大変でも前進する能力など)の基盤となる。自信と自己肯定感は、真に努力する価値のあるものだ。その恩恵は、プライベートでも仕事でも、人生のあらゆる面で発揮される。

3. 結論に飛びつかない

米心理学誌のサイコロジー・トゥデー(Psychology Today)によると、人があなたを判断したり批判したりする場合、それが実際あなたに関係している場合はほぼない。アビゲール・ブレナー博士は「実際は、批判する人自身やその人の抱える問題、ニーズ、あなたや状況をコントロールしたいという欲望によることがほとんど」と述べている。

他者との対立にうまく対処するには、自分が普段気にしていることや感情的になってしまうきっかけを理解し、誰かがそのことに言及したときのため心の準備をしておこう。

4. 固執しない

つらい経験は、より強くなる方法や、悪い状況もうまく切り抜ける方法を学ぶための機会と考えよう。怒ったり、苦々しい気持ちになったりしてはいけない。より良い自分になるためにその経験を活用し、前に進もう。痛みにしがみついていると、誰よりも自分自身により大きなダメージが及ぶ。執着を手放す方法を学び、喜びと幸せのためのスペースを確保しよう。

5. 忙しくする

忙しければ、他人のことや、人に自分がどう思われているかについて考える時間は持てない。家族や友人、仕事など、喜びを感じるもので生活を満たし、適切に優先順位を付けよう。そうすれば、あなたについて意見を述べ批判する赤の他人や知り合いのことが頭をよぎることはなくなるだろう。

6. 相手と同じレベルに落ちない

誰かから失礼な扱いを受けたり、冷酷な対応を受けたりしたとき、それよりもさらにネガティブで不快な反応を見せては最悪だ。相手と同レベルまで落ちて、自分も問題の一部にならないこと。その場では満足するかもしれないが、満足感は長くは続かず、後悔することになるだろう。高い尊厳を持ち、批判は気にしないことだ。

翻訳・編集=出田静

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