失敗の恐怖に打ち勝つ4つのステップ

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幸せや喜びをもたらす目標達成に向け努力しているときでも、失敗の恐怖を感じると諦めてしまうことがある。作家のスージー・カッセムが述べたように「夢を殺すのは、失敗よりも恐怖であることが多い」。恐怖心を感じると、人は潜在能力を存分に発揮できる機会を逃してしまう。

諦めて目標達成の努力をやめてしまえば、達成への道は不明瞭なままだ。恐怖心を感じたときは怖がって諦めてしまうのではなく、前に進むにはどうすれば良いかを強制的に考える機会だと思おう。恐怖心は障壁ではない。恐怖心を活用すれば、道を明確化できるのだ。

成功者は、失敗を恐れるよりも目標を達成したいという意志の方が強い。ここでは、失敗の恐怖を受け入れ、目標を達成するための4つのステップを紹介する。

1. 求めるものを特定する

恐怖に支配されそうになったときは、一度立ち止まる。恐怖心が勝ってしまうと、目標が明確に見えなくなるときもある。感情に翻弄(ほんろう)され、ビジョンを見失ってしまうのだ。まずは、自分が望むものは何かをよく考えてみよう。目標は昇給や昇進だろうか、それとも大きな会議の場でスピーチすることや役員会に入ること、メディアサイトに寄稿することだろうか?

乗り物酔いをしたときには、遠くの水平線の動かない一点をじっと見つめるようにと言われるが、それには理由がある。体が安定するからだ。恐怖心も同じように考えよう。恐怖心を感じているときは、最終的な目標に焦点を当て、自分自身を安定させる。目標が見えれば仕事に取り組みやすくなる。恐怖心で視野を曇らせないこと。

2. 目標達成を阻んでいるものは何かに気づく

自分が求めるものを明確にし、安定を取り戻したら、自分が恐怖心を感じる理由を考える。批判されるのが怖いのか、それとも自分らしくいられないことや競争が怖いのか?

何が障壁となっているのかを理解すれば、それを克服できる。見えないハードルを越えることはできない。障壁を受け入れることで、そこから脱け出し自由になろう。
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翻訳・編集=出田静

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