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2018.07.03

起業家たちの人生に影響を与えた座右の書とは?

先週から毎日1問1答、「Forbes JAPAN常連起業家に聞いた9の質問と回答」を公開している。9回目、最終回のテーマは「座右の書」。

これまで本誌で取材をしてきた起業家たちはどんな本に影響を受けてきたのか? ここに6名の回答を紹介する。


松本恭攝の場合

「『フラット化する世界』。大学時代に読んで、インターネットが世界を変えるリアリティを知って衝撃を受けました。インターネットで世界の仕組みを変えられるチャンスがあることを知り、インターネットに興味を持つきっかけとなった1冊です」


フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(合本)/トーマス・フリードマン(著)/伏見威蕃(訳)/日本経済新聞出版社

松本恭攝◎企業向けの印刷サービス、オンラインデザインサービスで知られる「ラクスル」の代表取締役CEO。Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2018」第1位。


堀江裕介の場合

「『孫正義300年王国への野望』。リスクを取り、多くの試練を乗り越えて成功を掴み取る爽快なストーリーに勇気をもらいました」


孫正義 300年王国への野望/杉本貴司(著)/日本経済新聞出版社

堀江裕介◎レシピ動画アプリ「kurashiru」の運用で知られるdely株式会社代表取締役。


名越達彦の場合

「『孫子』。2000年以上語り継がれる書として、いまのビジネスにも多分に通ずるところがあり、とても参考になります。読むたびに読み手自身が問われているような気付きの多い一冊です」


新訂 孫子/金谷 治 訳注/岩波文庫

名越達彦◎電力流通コストを大幅に削減する電力小売供給基幹システム「Panair Cloud」で知られる「パネイル」代表取締役社長。2018年、「JAPAN’s STARTUP OF THE YEAR 世界を変える日本のスタートアップBEST10」第7位。


吉田大成の場合

「『ZERO to ONE』。独占企業を築くための「ラストムーバー・アドバンテージ」、つまり終盤を制するための考え方に共感しました」


ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか/ピーター・ティール(著)/ブレイク・マスターズ(著)/ NHK出版

吉田大成◎レシピ動画アプリ「DELISH KITCHEN」、母親の問題解決をテーマにした動画アプリ「MAMA DAYS」の運用で知られる「エブリー」代表取締役。「RISING STARアワード2018年」第1位。


岡本茂雄の場合

「『ガリア戦記』。カエサルの卓越した戦術性、意思決定力に魅了されました」


ガリア戦記/カエサル 著, 近山 金次 訳/岩波文庫

岡本茂雄◎クラレ、三菱総合研究所、明治安田生命保険相互会社を経てセントケア・ホールディング執行役員に。17年3月、人工知能により自立支援を目指したケアプランを提供するシーディーアイを設立。


鶴岡裕太の場合

「歴史が好きなので、『蒼天航路』」


極厚 蒼天航路(1)/王 欣太(漫画)/李 學仁(原案)

鶴岡裕太◎誰もが簡単にネットショップを作成できる「BASE」の代表取締役。2018年、Forbes JAPAN「世界を変える日本のスタートアップBEST10」第9位。

Forbes JAPAN常連起業家に聞いた9の質問と回答
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文=フォーブスジャパン編集部

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