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3位、バイナンスCEO ジャオ・チャンポン

1. クリス・ラーセン(リップルの共同創業者)
─仮想通貨資産:75億〜80億ドル

スタンフォード大学でMBAを取得した、シリコンバレーの経験豊かな起業家。ラーセンとジェド・マケーレブが2012年に創業したリップル社はブロックチェーン技術を活用し、銀行間の国際決済を円滑に行うシステムを開発した。18年1月、リップルが発行する仮想通貨「XRP」は市場で最高値を更新、ラーセンが保有する52億XRPは一瞬で約200億ドルに跳ね上がった。

現在、三菱UFJフィナンシャル・グループ、バンク・オブ・アメリカ、サンタンデール銀行など100社以上の金融機関がリップルのシステムを導入している。現在ラーセンはCEOを退き、エグゼクティブ・チェアマン。

2. ジョセフ・ルービン(イーサリアムの共同創業者、コンセンシスの創業者)
─仮想通貨資産:10億〜50億ドル

コンセンシスは、社員600人を擁する世界最大手のブロックチェーン企業。企業にセキュリティ監査や仮想通貨の新規発行などのサービスを提供している。ルービンはロボット工学の分野でキャリアをスタートし、その後金融分野に転向。金融取引システムの開発、ヘッジファンドの運用、富裕層の資産管理などに携わった。イーサリアムが発行する通貨イーサの最大の保有者だと見られている。

3. ジャオ・チャンポン(バイナンス CEO)
─仮想通貨資産:11億〜20億ドル

バイナンスは設立から7カ月で、1秒あたり140万件の取引を処理し、600万人のユーザーを抱える世界最大の仮想通貨取引所に急成長した。2017年7月のICO(新規仮想通貨公開)以降、バイナンスコインは約10セントから13ドルに高騰、時価総額は13億ドルに達した。

モントリオールのマギル大学でコンピュータサイエンスを学んだジャオは、東京証券取引所やニューヨークのブルームバーグなどで取引システムを構築。13年にビットコインの存在を知って仮想通貨プロジェクトを次々と渡り歩くなかで、仮想通貨に特化した取引所の開設を決意。バイナンスの創設にこぎつけた。

4. タイラー&キャメロン・ウィンクルボス兄弟(ウィンクルボス・キャピタル共同創業者)
─仮想通貨資産:各々9億〜11億ドル

双子のウィンクルボス兄弟は、マーク・ザッカーバーグに出し抜かれた体育会系のエリート兄弟として有名だ。フェイスブックの株式と現金6500万ドルを和解金として手にした2人は2012年、それを元手にビットコインへの大々的な投資を開始し、13〜15年の暴落時もイーサなどの仮想通貨に資金を投入。15年にはニューヨークで仮想通貨の取引所「ジェミニ」を開設した。

5. マシュー・メロン(個人投資家)
─仮想通貨資産 9億〜10億ドル

アメリカの金融財閥の1つ、メロン財閥の跡取りでニューヨーク共和党財政委員会の会長を務めたことも。家族に反対されつつ数年前から仮想通貨への投資にのめり込み、リップルが発行するXRPには200万ドルもつぎ込んだ。既存の金融機関にも導入されている数少ない仮想通貨の1つだったからだという。

メロンが保有するXRPの価値は約10億ドル。メロンは「10億ドルをタダで手に入れたようなもの。当時進んでXRPを買おうとしたのは私だけだった」と話していた。メロンは、長く薬物依存に苦しんでいることが知られ、仮想通貨への投資は依存症の影響だと家族に止められたことも。薬物依存症を克服できず2018年4月16日に死去

6. ブライアン・アームストロング(コインベース CEO)
─仮想通貨資産:9億〜10億ドル

2012年に創業したコインベースは、小口、大口を問わず、投資家に仮想通貨売買の場を提供する仮想通貨取引所の運営会社。米国歳入庁(IRS)との法廷闘争に苦しめられてきたが、それでも顧客を増やし、高めの手数料で利益をあげてきた。コインベースは米国のiPhone向けアプリではダウンロード数トップ。月間ユニークユーザー数は430万人に達している。17年には10億ドルを売り上げた。

文=パメラ・アンバー、エンジェル・オウヤン、グレイス・チュン、ジェフ・カウフリン、アレックス・コンラッド、ローラ・シン、ネイサン・バルディ 翻訳=岡本富士子 / パラ・アルタ

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