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良いアイデアが浮かんだのにそれを却下された経験がどんなものかは、誰しも分かるはずだ。ある程度の抵抗を受けることは予想していたが、自分の独創的なアイデアをこれほど真っ向から否定されることなど思いもしていなかった、と。

物事を動かす方法を心得ている有能なリーダーは、反対意見が必ず出ることを知っている。反対意見の見た目や音、においを理解し、その対処方法を理解しているのだ。

これこそ、組織行動の専門家で『The Agenda Mover: When Your Good Idea Is Not Enough(物事を動かす人 あなたの良いアイデアが十分ではないとき)』の著者、サミュエル・バカラックからのメッセージだ。

私はバカラックを取材し、反対意見が出たときの対処法について聞いた。

筆者:「はい、でも(yes, but)」で始まる議論は、変化に反対するときの典型例です。他者のアイデアに柔らかい口調で反論しようとする人は「もちろん、生産スケジュールを調整する必要はありますが、あなたの手法では私の業務に支障が出てしまいます」といった発言をします。リーダーが予期すべき、「はい、でも」で始まる一般的な批判は何でしょう?

バカラック:リーダーが犯す過ちの一つは、他者の考えることを予想していないこと。2つ目の過ちは、反対意見で使われる特定の言葉遣いを予想していないこと。リーダーは、会議に出席する前に「宿題」をすべきだと言われることが多い。役に立つ宿題の一つは、複数の人と対立したときにどのような反対意見が出るかを考えることだ。

インドのベンガルールで働くあるエンジニアは、プロトタイプ開発資金を得るため、カリフォルニア州本社の説得を試みているかもしれない。あるいは部署長が、新たな市場かビジネスラインの追加を考えているのかもしれない。そうなれば、必要とする支援を得なければならない。そして、次に取り組むべきは、反対派の言葉遣いに注意することだ。

反対意見には、さまざまなアプローチがあると考えられることが多い。しかし、企業内で見られる反対意見には、本質的に7つのタイプがあるようだ。

私はこれを、7つの「はい、でも」主張と呼んでいる。これは真っ向からの典型的な反対意見ではない。「はい、でも」主張をする人たちは全員、ある程度賛成しているふりをしながら、実際は大きなためらいを見せている。

この種の反対派は、イノベーションや変化に反対しているわけではない。ただ、いくつかのことを明確化したいだけなのだ。企業のリーダーは、次の7つの「はい、でも」主張を意識する必要がある。

翻訳・編集=出田静

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