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ラスベガス発 U.S.A.スプリット通信

beeboys / shutterstock

日本でも転職はごくあたりまえのこととなってきた。では、仮に転職をするとして、あなたは、その面接にどれくらいの自信があるだろうか? 転職の面接では、候補者は意外なところを見られている。それらによって、実は「勝率」はかなり左右されるのだ。

アメリカでグローバル企業の幹部候補や管理職の採用面接を長年支援してきて、私自身も膨大な量の候補者の履歴書を読み、面接してきた経験から、多くの人が見落としがちなポイントを3つほど指摘してみたい。

ノートを取るかどうかで真剣さを測る

まず、候補者が、ノートを広げるかどうかは、とても大きなポイントだ。転職は自分や家族の人生に大きな影響を及ぼす。その人生の一大事を判断するのに、やはり転職企業の情報収集は必要不可欠だ。

堅実な候補者なら、面接を受ける企業のWebページくらいは必ず見て勉強しているだろうが、そんなことで具体的な職務がイメージできるはずもない。

Webには記されていないこと、あるいは文章の行間に込められていることなどは、面接の際の対話でわかってくることが多い。それを、ノートに記さないということは、つまり候補者にとって、この転職活動とはその程度だということだ。

このような候補者は、仕事に就けるならなんでもいいと思っているか、そもそもこの企業は滑り止めであって真剣ではないかのどちらかだ。もちろん、聞いた話はノートを取らずとも全部覚えているという人もいないことはないだろうが、そういう可能性は、面接する側ははなから排除している。

そもそも、面接官の話をノートに取らないというのは、態度として不遜である。「貴重なお時間を頂きまして」とは候補者の誰もが言うが、貴重なお時間だとほんとうに思っているかどうかは、ノートが面接テーブルか、(テーブルがなければ)膝の上に開かれているかどうかでズバリわかる。逆にいえば、候補者を呼びつけておいてノートを取らない面接官なども論外だ。そんな会社はやめておいたほうがいい。

実際にノートを取ってみるとわかると思うが、話が互いに乗ってくると、いちいちノートを取っている隙がないとか、対話のリズムが狂うなどとかで、まったく同じペースでノートを取り続けられる人はほぼいない。

面接が佳境に入るにしたがって、ノートはだんだん取れなくなってくる。でも、それでいいのだ。冒頭の20分で、ノートを取る態度を見せるかどうかで、面接官の印象は大きく異なるのだ。

私の経験では、自分の履歴書の予備コピーを持ってきたまではよかったのだが、ノートは持参しておらず、予備の履歴書の裏にメモを取り出した候補者がいた。そして、こういう人は結構いるらしい。しかも年収1000万円を超す管理職採用面接でのことだ。

文=長野慶太

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