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自分自身の育て方


「〇〇したい」と自分から発することがなかなか難しい場合には、「似ている志向の人を探す」という方法もおすすめだ。「これいいよね」「うん、いいよね」と共感できる仲間を見つけたら、まずはその人に「〇〇が好きなんだよね」と打ち明けてみると共感してもらえる確率は高い。

共感を得られると自信がつき、さらに「〇〇が好きだし、△△も面白いな」と感度が磨かれていく。この“面白がる”という感覚を、最終的には仕事に持ち込めることが重要で、何も面白がらずに義務感だけで仕事をしてきた人たちは定年で役職を解かれた途端、人生が空っぽになってしまうという悲劇が訪れてしまう。

「好き」を起点にした“面白がる”という感性で仲間を作りながら仕事をしてきた人たちは、立場が変わっても人間関係が続き、人生をいつまでも楽しむことができるのだ。

あるいは、「真似してみる」というのも「好きなこと探し」の基礎力につながる練習法だ。

周りが夢中になっていることやトレンド、なんでもいいので、気になったものをトライアルで試してみるといい。長続きさせる必要はない。トライアルだから、三日坊主で終わっても何も問題ないということを前提に考えれば、何事も気軽に取り組めるはず。たまたまやってみて面白いと思えたもの、自然と続けてみたいと思えたものがあればラッキーである。

こういったいくつかの方法で、自分の感覚に耳を澄ませるきっかけを意識的に作りながら、できれば1日の終わりに振り返りができるとさらにいい。

「今日は本当に自分の好きなように物事を選べたか」「心地いい、楽しいと思える瞬間はあったか」

寝る前に自分自身に尋ねてみよう。最初はかなり意識しなければ難しいかもしれないが、続けていくうちにだんだんと身につき、そのうち意識しなくてもできるようになっていく。

語学を習得するのと同じで、最初は何も聞き取れなかった自分の本心が、すっと耳に入ってくるようになるはずだ。熟達までの期間は人によるが、焦らずじっくり、半年から1年くらいかかると思うくらいがちょうどいい。

自分の心を見つめるスキルが磨かれたら、次は「自分を知る」というステージに進むことができる。そして、この自分を正しく知ることが、人生を明るく切り開く“学び”へのアプローチにもつながっていく。

“コーチのコーチ”による自分自身の育て方
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構成=宮本恵理子

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