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2018.06.25 11:00

突出する英文履歴書の書き方 「カバーレター」の力を侮るな

fizkes / Shutterstock.com

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履歴書は、自分の仕事を直接反映したもの。自分を最大限にアピールしつつ、職歴が正確に反映されている必要がある。

英文履歴書に付ける「カバーレター」と呼ばれる自己アピール文も同様だ。カバーレターをもはや要求しない企業もいるものの、自分の個性や意欲を伝える良い手段となる。

応募する仕事に合わせて履歴書とカバーレターを調整することは、競争の激しい今日の求人市場では極めて重要だ。その理由は主に2つある。まず、自分を目立たせ、同じ仕事に応募している無数のライバルに差をつけられること。そして、多くの企業が履歴書を自動で選別するソフトウエアを導入していること。

どの企業でも使えるような履歴書では、最初の書類選考を通過する可能性がかなり低い。大企業に応募する際は特に、その企業に向けてカスタマイズした履歴書が必要とされる。大半の企業は、「採用管理システム(ATS)」と呼ばれる応募者の追跡システムを導入し、キーワードに基づいた履歴書の選別を行っている。

ATSのデメリットは、履歴書がその仕事向けに書かれたものでない限り、その人材がどんなに適任だとしても採用担当責任者まで届かない可能性があるということ。ATSを通過させる英文履歴書を作成するには、求人情報に書かれたキーワードを複数取り出し、戦略的に配置することが大切だ。ただし、盛り込み過ぎて不自然になってはいけない。

求人内容に合わせて履歴書を作成することで、企業側に対し、自分はきちんとリサーチをし、必要とされている人材像を理解していることを示せる。準備周到で、細部にまで気を配れる人材のサインとなるのだ。

これはカバーレターも同様。ただ、ベースとなるひな形を用意し、それぞれの仕事や業界向けにカスタマイズすることもできる。大部分は同じでよいが、求人内容に沿った最も適切な情報を書き足したり並べ替えたりして仕上げよう。

英文履歴書では、応募先によって記載する過去の職務内容は変えるべきではないが、記載する順序は変更した方が良い。カバーレターに関しては、履歴書よりもさらに思い切って変えるべき。カバーレターこそ、自分がどれだけ適任かを強調できるものだからだ。

可能であれば、履歴書とカバーレターの両方に、求人内容に含まれる複数のキーワードを組み込む。特定のスキルを必要とされる仕事の場合、関連する自分の能力を記述しよう。
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編集=遠藤宗生

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