「ボス」と労働者の境界線はどこにある? 違いを示す7つの行動

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ビジネス界には、雇用者(ボス)と労働者という2種類の人たちがいる。ボスは事業主であり、労働者はその事業を助ける存在だ。

ボスは自社の目標や優先事項を決定し、労働者は決定に従い行動する。ボスは豊かになり、労働者は生活するための給料を受け取る。さらに、ボスは新たなビジネスチャンスの発見や開拓に伴う興奮を得る。労働者は決められた仕事を日々繰り返す──多くの人が起業し、自らビジネスを育てる「ボス」になりたいと考えるのはそのためだ。

だが、ボスとして成功を収める人はごくわずかだ。多くの人は、労働者であり続ける。どちらになるかを決定づけるのは、何なのだろうか?

「起業家精神」を生み出すのは、次の7つの習慣的行動だ。

1. スリルと興奮のために安心感を捨てる

労働者は日々、同じことを繰り返す。そうした習慣を持つことは、人生において成功を収めるという点は逆効果だ。そして、エキサイティングでもない。起業家は人生をより良いものにするための方法を探す。日常の快適さを手放すことで、事業を始め、育てることのスリルと興奮を手に入れるのだ。

2. 常に新たなビジネスチャンスを探す

労働者は現状に満足していると言える。同じことの繰り返しに、慣れている。だが、起業家は決して満足することはない。自宅でもオフィスでもコミュニティの中でも、常に新たなビジネスチャンスを探している。そして機会を見つければ、対応するための適切なアイデアを考え出す。

3. 夢見るのではなく行動する

労働者は受動的だ。ビジネスのアイデアを思いついたとしても、行動はしない。機が熟すのを待つのだ。だが、市場環境が急速に変化する中で、そのようなタイミングはめったに訪れない。だからこそ、彼らは夢見る人に終わる。一方、起業家は先を見越して行動し、チャンスをつかむ。夢見る人ではなく、実行する人なのだ。
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編集=木内涼子

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