Close

PICK UP

I cover retail, from fashion to grocery, and its dance with technology

Lucky Business / shutterstock

父の日のプレゼントに、あなたは何を選んだだろうか?プレゼントの候補として、かみそりやスポーツの観戦チケット、スマートホーム・デバイスだけでなく、アンチエイジング・クリームやシートマスクを考えていた人もいるかもしれない。

ファッションブランドは高級皮革のコーチからスポーツウェアのルルレモンまで、ますますスタイルコンシャスになる男性たちの消費欲をかき立てようと、製品ラインアップを拡充させている。

米国では男性向けパーソナルケア製品の需要が拡大するなか、かみそりやデオドラントといった従来からのグルーミング製品にとどまらず、アンチエイジングを目的としたスキンケアや、さらにはメイクアップ・アイテムまでが展開されるようになっている。

父親になると老化が気になる?

英市場調査会社ミンテルが男性用パーソナルケア製品を使用している米国の成人男性およそ1000人を対象に行った調査結果によると、子供を持つ男性のうち、アンチエイジングを目的とした製品に関心を持っている人は全体の34%だった。

アンチエイジングへの関心は、子供の数と関連しているようだ。子供が2人いる男性に限って見ると、関連製品に関心を持つ人の割合は40%近くに増加する一方、子供がいない男性では23%だった。

売れているのは「スキンケア」製品

ミンテルの報告書によれば、デオドラント製品を使用している男性は全体の95%近くに上った。また、ボディクレンジング製品を使っている人は87%、日焼け止めを使用している人は70%だった。フェイシャルスキンケア製品を使っている人は、64%となっている。

ひげそり用品を使用している男性は、84%に上る。だが、ひげを生やすことが流行しているおかげで、売上高は2012年以降、減少が続いている。昨年の売上高は、前年比2.6%減の11億ドル(約1216億円)だった。

英調査会社ユーロモニターの調査では、米国の男性用スキンケア製品の売上高は昨年、3億4500万ドルとなった。前年比での伸び率は11%で、バス・シャワー、デオドラント、ヘアケアなど、男性用グルーミング製品のいずれのカテゴリーも上回る成長を記録している。米国の男性が昨年、グルーミング製品に費やした金額は総額およそ69億ドルだった。

有望な市場

ミンテルの報告書は、35~44歳の男性、なかでも子供を持つ男性はその他の男性たちに比べ、「グルーミング製品により多額を投資しており、さらに価格に敏感ではない」と指摘している。需要を押し上げるのは、このグループに属する男性たちだと考えられるという。

また、この年齢層の男性は60%近くが、購入するパーソナルケア製品に「注意を払って」いる。一方、回答者全体でみた場合、同様に答える人は50%に満たない。

ダヴ(ユニリーバ)やロレアル、ニュートロジーナ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)などの主要ブランドはすでに、男性用スキンケア市場が持つ潜在力に対応している。小売各社も、需要の拡大を認識している。

例えば、コスメショップ大手のアルタビューティー(Ulta Beauty)のウェブサイトには、男性用化粧品のタブが作られている。「スキンケア」のカテゴリーにはその他の製品に加え、「しわ対策セラム」も含まれている。

ただ、報告書によれば、昨年中に米国で発売された男性用パーソナルケア製品のうち、アンチエイジング効果を強調しているものはわずか4%にすぎない。

「加齢のサインを予防することに関心を持つ男性の数に比べ、実際にそうした効果をうたった製品の数は少ない。これは、関連企業にとってのチャンスが大きいことを示している」

編集=木内涼子

記事が気に入ったら
いいね!しよう

LIKE @Forbesjapan

Forbesjapanを
フォローしよう

FOLLOW @Forbesjapan

あなたにおすすめ

合わせて読みたい