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「ポスト・シュルツ」時代の幕開け

スターバックスのCEO職を昨年、ジョンソンに譲ったハワード・シュルツ会長は先ごろ、近く退任する意向を明らかにした。

19日に開かれたオッペンハイマー・コンシューマー・カンファレンスに出席したジョンソンは「ポスト・シュルツ」時代に向けた重大な転換点を迎えている同社について、「創業者が主導する企業から、創業者にインスピレーションを受けた企業へと変わろうとしている」と語った。

象徴的なリーダーとして30年以上にわたりスターバックスを率いてきたシュルツは、同社の劇的な成長を実現するとともに、世界各国における店舗でのコーヒーの飲み方を再定義した(同社は現在、77カ国で2万8000店舗を展開している)。

現CEOと会長は過去数年、「親密な」関係を維持してきた。ジョンソンによれば、二人のオフィスは「築いてきた透明性の高いパートナーシップを象徴するコネクティング・ドアでつながっている」。シュルツの計り知れないほど貴重な指導に対し、ジョンソンは感謝の意を表している。

ただ、同時にジョンソンは、今後の同社のかじ取りにおいては独自のリーダーシップを発揮していく考えを明確にしている。マイクロソフト元幹部である同CEOは、「よりデータや分析結果を重視した」研修を行い、小売業者が事業を推進する上で必要な規律や機敏さを取り入れていく方針だ。

また、これまでの「ハブアンドスポーク方式」のリーダーシップ・モデルから、「分散型リーダーシップ・モデル」に移行させる意向でもある。それは、「イノベーションにさらなるアジリティ(敏しょう性)をもたらす」ためであり、同社を「新たな急成長の時期へと導くため」だという。

編集=木内涼子

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