Olixarによると今年発売されるアップルの新端末のスクリーンサイズは、5.8インチと6.1インチ、さらにiPhone史上最大となる6.5インチの端末がここに加わるという。同社は独自に入手したリーク情報に自信をもっており、すでに3端末のケースの製造を開始したという。
これまで繰り返し報道されてきた5インチのiPhone X SEの発売はキャンセルとなり、その代わりに大型版のiPhone Xである6.5インチの「iPhone X Plus」が発売されるという。
筆者は先月の時点で複数の関係筋から、アップルが“小型版iPhone X”の発売をキャンセルするとの情報を得ていたが、Olixarの情報はこれを裏づけることになった。
下記に筆者が先週「ゴーステック(Ghostek)」から入手した設計図に記載されていた、“廉価版iPhone X”及びiPhone X Plusのサイズを、比較のため現行モデルのiPhone Xのものと並べてご紹介する。
iPhone X(現行モデル):143.6 x 70.9 mm
廉価版iPhone X:147.12 x 71.52 mm
iPhone X Plus:157.2 x 77.1 mm
Olixarはこれまで非常に確度の高いリーク情報を送り出してきており、過去2年間でiPhone XやGalaxy S9、Galaxy Note 8、Galaxy Note 7、Phone 7のデザインを正確に予測した。
ここで気になるのは、今年のiPhoneの新モデルが背面ガラス仕様でワイヤレス充電に対応するかどうかだが、Olixarはこの点には言及していない。一方で、ゴーステックは「iPhone X Plusがトリプルカメラ仕様になる」と述べている。
ただし、別の関係筋は「iPhone X Plusはダブルカメラ仕様になる」と述べており、真偽は不明だ。しかし、現時点ではっきりしているのは廉価版iPhone Xが、背面カメラをiPhone 8と同じシングル仕様にすることで低価格を実現することだ。また、この端末には3D Touchも搭載されないとみられている。
アップルが今年、iPhone SEの後継モデルの投入を見送るというニュースは、多くの人々をがっかりさせるだろう。しかし、廉価版iPhone Xの価格は前年のモデルを300ドルも下回るとみられており、この価格であれば納得する人も多いのかもしれない。