投資会社「Golden Bridge Investment」のKim Jang-yeolによると、サムスンの折り畳み式端末の価格はおよそ200万ウォン(約20万円)になるという。Kimは以前、この端末が7.3インチの大型OLEDディスプレイを備え、折り畳むと4.5インチ程度になると述べていたが、その情報が正しいことを確認したという。
サムスンはこの端末のディスプレイに“人工筋肉(artificial muscle)”と呼ばれるテクノロジーを採用し、スクリーンの強度を高めるとみられている。
サムスンのモバイル部門長のKoh Dong-jinは、昨年9月にブルームバーグの取材に応え、同社が折り畳みスマホを開発中であり、発売時期を調整中であると述べていた。一方同社の広報部門のKim Choon-gon も、折り畳み式ディスプレイを備えたデバイスの開発が順調に進んでいると述べている。
さらに、韓国の銀行「新韓銀行(Shinhan Financial)」のアナリスト、Park Hyung-wooも次のように述べている。「外部企業からのサムスン・エレクトロニクスに対する部品の納品は11月上旬に始まる。来年1月の家電見本市『CES』で、プロトタイプが公開される予定だ」
Parkはこの端末のデザインの詳細についても言及した。「このデバイスは内側に2枚のパネルを備え、広げると7.3インチの大型ディスプレイになる。また、片方のパネルは外側にもディスプレイを備えている」
アップルは今年、iPhone Xの後継機種3モデルをリリースし、そのうち1台をかなりの低価格で売り出し、サムスンに打撃を与えようとしている。アップルに対抗するサムスンは2019年に照準を定め、この画期的デバイスで反撃に出る構えだ。