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2018.06.17

面接の終わりにしてはいけないこと

fizkes / Shutterstock.com

最高の採用面接の終え方は、立ち上がって面接室を出ることだ。その場にだらだらとどまってはいけない。あなたの時間は貴重なもので、面接を始めたときと同じくらい終了時は幸せなはずだ。面接終了後には、次の大事な予定が控えている。

面接が終わったのに面接官にペコペコし、部屋を出る前にもう一度、自分の素晴らしさについて語ろうとしないこと。

成功を収める求職者は、仕事を懇願する必要のない人だ。その場に現れ、会話をして、自分自身よりも仕事の機会について話し、聞く必要のある質問をする。そして、必死で仕事を探しているというようなメッセージを出さない。

「この仕事がもらえなかったら、何をしでかすか分からない」というメッセージを送る候補者を採用したい人などいない。マネジャーは、自信が持てる人材を採用する。あなたが自信を持っていることが伝われば、他者もそれを感じることができる。

面接を終える最善の方法は、椅子から立ち上がり、「素晴らしい話ができました。お会いできてとても良かったです」と言うこと。

いつ返事をもらえるかや、いつ頃決定するかを聞かないように。企業で働いたことのある人なら、いつ返事ができるかなど事前に分からないことを理解しているはずだ。

どれくらい時間がかかるかなど、気にする必要はない。返事が遅くなり過ぎれば、あなたは他社に採用されてしまう。いつ頃返事をもらえるかを聞いても、採用側にその場で適当に「来週前半ですね」などとうそをつくよう強いてしまうだけだ。早急な返事やフィードバックを懇願すれば、あなたの信頼性がは急降下する。

面接官には、自分の面接の出来を絶対に聞いてはいけない。フィードバックが欲しければ、友人と模擬面接をすることだ。採用面接を学校の口述試験のように考えてしまえば、他者からの信用を得ることはできない。

また、「私がこの仕事に適任だと思いますか」という質問も絶対にダメだ。あなたの適性をその場で評価してもらうよう頼むのは適切ではない。責任あるマネジャーであれば必ず、面接での会話を後でじっくり考えるはずだ。そのステップを抜かすことを求めてはいけない。

面接が終わったら立ち上がり、その場を去る。自分の情熱を面接で余すことなく出し切りたい求職者にとって、この行動は難しいときもある。しかし、控えめな行動の方がより大きな効果を生むことを心に留めておこう。面接官が面接終了後に、あなたのことを考えてくれるようにする。喜んで立ち上がり、次のことに取り掛かろう。

面接の数をこなせばこなすほど、「これで良い」と考え、次に進むことがより楽にできるようになる。

常に新しい機会をつかむのに忙しいあなたは、出席した面接のことなど忘れてしまうはずだ。就職活動を先へと進めず、企業から返事が来るのを待っていてはいけない。待っているべき理由などないからだ。

あなたを理解してくれる会社だけが、働くに値する会社だと覚えておくように。

翻訳・編集=出田静

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