ビジネス

2018.06.15

社員のメール中毒が示す、危険な現代の企業生活

ra2studio / shutterstock.com


人材紹介会社ロバート・ハーフ英国支社のディレクター、マット・ウェストンは、"常時オン"状態に慣れてしまっている従業員を放置するのは、リーダーにとって危険な状況だと指摘。特に、部下の睡眠パターン阻害につながる場合は、最終的に生産性に影響を与える問題だという。

「ビジネスリーダーは、職場の幸福と成功が、生産性と同時に従業員の定着率にも直接影響を及ぼす、ということを理解する必要がある」とウェストンは語る。「英国の従業員の3分の2近く(63%)が仕事にストレスを感じ、10分の1近くが自分の仕事はとてもストレスの多いものだと思っている。雇用者側は、従業員の心身の健康をビジネスの課題とすべきだ。従業員は勤務時間外にメールをチェックすべきという期待を捨てることも、ひとつの方法だ」

またウェストンによると、プレッシャー軽減に向けたその他の方法としては、金曜日の早期退社許可や、残業時間の制限などがある。「雇用者は健康と幸福を促進することで、生産性の向上とビジネスの成功という恩恵を得られる」と彼は締めくくった。

編集=遠藤宗生

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事