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2018.06.13

デキる部下 上司に嫉妬されたら辞めるべき?

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管理職になりたての人の多くは、ヘイリーと同じ問題を経験する。部下が優秀過ぎると取り乱してしまうのだ。こうした上司たちは、部下が自分に向くべき注目を奪ってしまうのではないかと恐れている。

上司はあらゆることにいらいらしたり、過剰反応したり、あなたの仕事の落ち度を探そうとするかもしれないが、それは果たして重要だろうか? あなたの仕事の安全や社内での評価に実質的な影響がない限り、ヘイリーの考えなど気にする必要はない。

ヘイリーのような人は時に、ある教訓(忍耐力や静かに機会を待つことなど)を授けるため人生に現れる。彼女の問題が分かった今は、争わず、彼女に上司らしく感じさせること。あなたの方で失うものは何もない。

あなたには、小さな箱に二度と自分を押し込んでほしくない。あなたの生活を映画だとすると、ヘイリーは脇役で、監督・主演はあなただ。今こそ、自分が押し込められていた箱を抜け出し、輝くチャンスだ。

あなたがチームの優秀なメンバーだと考えられているにもかかわらず、ヘイリーがあなたを解雇しようとした場合、営業・マーケティング担当の副社長を含む上層部は本当にそれを許すだろうか? 私はそうは思わない。あなたはヘイリーからの視線や厳しいコメントに対処できるはずだ。棒や石で打たれれば骨折することもあるが、ヘイリーの恐れに満ちた管理手法は、あなたを傷つけることはできない。

職場では、どれだけ賢く振る舞っても構わない。しかし大切なのは、上司とその目標に足並みをそろえ、上司を敵に回さないこと。もちろん、上司に気に入られることが不可能な場合もあるが、努力する価値はある。自分の敵ではなく支援者になってもらうようヘイリーを説得できれば、そのプロセスであなたには新たな筋肉がつくだろう。

今の状況をより高い視点から見て、どうするか決めること。一人の経験不足な上司があなたの輝きに耐えられないからという理由で、急いでキャリアの決断を下さないこと。自分の力を信じてリラックスすれば、ヘイリーを敵から味方に、さらにはあなたの最大の支援者にすることができるかもしれない。

翻訳・編集=出田静

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