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Data journalist covering technological, societal and media topics

Chermen Otaraev / shutterstock.com

先進国の大半では、銀行口座は持っていて当たり前のように思われている。多くの人が、自分のお金は口座にあれば安全で、現金自動預払機(ATM)はいつでも使える所にあると安心している。

だが、世界銀行よれば、銀行口座を持てない成人の数はいまだ、世界全体で見ればおよそ17億人に上っている(世銀のデータでは15歳以上を成人と定義)。

ただ、徐々にではあるものの、この状況には改善が見られている。2011年以降に銀行口座を使えるようになった人の数は、約12億人増加。過去3年間だけでも5億人以上が口座を開設している。

銀行口座は保有する人を金融システムと結びつけ、日常生活における煩雑さを減らし、資産を築くことを可能にするものだ。口座の開設にはこのほか、デジタル金融サービス(モバイル決済などフィンテック)の利用、起業、事業拡大その他におけるメリットがある。

「結びついて」いない人がこれほどまでに多い現状で考えてみるべきことは、その(口座を持たない)人たちはどこにお金を“隠して”いるのかということだ──今でも自宅の寝室のマットレスの下に、現金を押し込んでいるのだろうか?

世銀のデータによれば、銀行口座の保有に関する状況の改善が最も遅れているのは、アフリカ、アジアの各地域をはじめとする発展途上国だ。口座を持たない人の数は、経済が急成長を遂げた中国でもいまだ約2億2400万人に上る。インドとパキスタンではそれぞれ、1億9100万人、9000万人余りを数える。一方、米国でも銀行口座を持たない人は相当数に上り、約1800万人となっている。

以下、2017年の時点で銀行口座を保有していなかった成人(15歳以上)が最も多い国を紹介する。

・中国/2億2400万人
・インド/1億9100万人
・パキスタン/9900万人
・インドネシア/9660万人
・ナイジェリア/6270万人
・メキシコ/5870人
・バングラデシュ/5790万人
・ベトナム/4930万人
・ブラジル/4840万人
・フィリピン/4600万人

編集=木内涼子

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