問題があれば、できる限り個人間ではなく、チームとして対処すること。それにより、チーム単位で機能し、共に働くことが優先事項だという点を強調できる。時には、勢力争いが対立につながることを防ぐための構造を整える必要もある。チームには、対立とは生産的である限りは健全であり、奨励されるべきものだと伝えよう。
もし、問題を起こし続ける人がいて、改善がみられない場合は、個別に対応すべきだ。チームと共に、定期的に観察とチェックを続けること。そうすればさらなる対立が制御不能となるのを防ぎ、チームとして働くことの大切さを強調し続けることにもなる。
少数グループや2者間で起きる対立もまた、チーム内の対立と同様に対処できる。この場合は通常、問題の原因の特定と是正はより簡単だ。少数グループの場合は、敵対的な対立を解決する手段として、健全な議論や対話を奨励すること。さまざまな観点から物事を見て、その違いを分析することの価値を理解する手助けをしよう。
健全な対立は、新たな考え方を促し、組織を前進させる手段となりうる。また、対立自体が変化をもたらす最良のきっかけとなりうる。最も良い対立は、自由な会話、議論、ブレインストーミングといった形で現れる。これを心に留め、チームに奨励することで、悪い対立は過去のものとなるだろう。