旅をしながら仕事をしたい人へ 両立のための5つのコツ

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私が企業に勤める生活をやめ、ネット上でのコーチング事業を立ち上げてフルタイムで旅をする生活を始めてから2年になる。当時、遠隔勤務をしながら世界を見て回ることは遠い夢のように思えた。しかし今では、心から望めば誰でも実現可能な生活だと断言できる。

ノマド生活は時に難しいこともある一方で、毎日長い通勤時間に耐え、日中のほとんどを職場で座って過ごすのも同じように大変だ。充実した生活を送るには、自分に合うものと合わないものを理解し、苦労への健全な対処法を学ぶ必要がある。

旅をしながら仕事をするには自分の時間を管理し、仕事と娯楽の境目を持つことが必要で、企業勤めとは全く異なる。ここでは、旅と遠隔の仕事を両立する5つのコツを紹介する。

1. 一貫したルーティンを作る

常に旅する生活は刺激に満ちている一方、混沌としている。毎日の生活の中で多くのものが変化するので、安定したルーティンが必要だ。人は潜在的に、日々決まったことをしたいものだ。私のルーティンは、毎週同じジムや仕事、食料品店に通うことではないかもしれないが、それでも生活の重要な一部だ。

私はある瞑想(めいそう)の先生から「朝一番にテクノロジーに触れてはいけない」と言われた。彼の賢明な助言を基に、私は毎朝起きて準備をしたら、軽い運動を15分して、瞑想を20分以上してから、携帯電話かパソコンを見るようにしている。1時間ほどメッセージを確認したら、その日にすべきことのリストを作る。

私はこのシンプルな習慣を実践することで、仕事もプライベートも安定する。そうすれば、仕事をうまくこなしながら自分のための時間を持てる。

2. ゆっくり賢く旅する

私の旅の半分以上は仕事関係だ。企業からコーチングや講義、コンテンツ作成のため外国に招かれたときには、自分に必要な時間を意識的に捻出する必要がある。

何週間も忙しく出張する生活が続けばつぶれてしまう。そのため私は、外国に行くときは最低でも追加で7~10日間を予定に組み込み、その国を探索したり自分のプロジェクトに取り組んだりする時間を確保している。

私は経験から、あまり急いで旅をすると深刻な燃え尽き状態に陥ることを学んだ。そして、それぞれの旅先に滞在する時間に余裕を持たせれば、その問題を回避できると気づいたのだ。

娯楽目的で海外旅行をするときも同様だ。自分が見たいものを見るのに何日かかるかを見積もり、それを2倍にして予定を立てている。そうすれば自分に負担をかけることなく、ゆっくり休んだり仕事したりする時間を持てる。
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編集=遠藤宗生

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