ウーバーとの提携案も浮上
フェニックスでは、年内に自動運転車による配車サービスを開始する予定だ。また、アトランタでは自動運転技術を搭載したトレーラーを使ったテストを実施している。
「FCAとウェイモはお互いをよく知っており、今回の発表は提携関係がうまく機能していることを物語っている。最近立て続けに事故が起きたが、それでも業界を超えて多くの企業が未来の輸送技術に関与したいと考えており、自動運転技術への投資額は増加傾向にある」と「Kelley Blue Book」のアナリスト、Akshay Anandは話す。
ウェイモの発表の直前には、ソフトバンクがゼネラル・モーターズの自動運転車部門「クルーズ・オートメーション(Cruise Automation)」に22億5000万ドルを出資することが発表された。また、ウーバーのCEO、ダラ・コスロシャヒ(Dara Khosrowshahi)は5月30日、和解が成立したばかりのウェイモと自動運転事業での提携を検討中であることを明らかにした。
ニュースサイト「リコード(Recode)」が主催する「コード・カンファレンス(Code Conference)」に参加したコスロシャヒは、次のように語った。
「ウェイモは自動運転車の開発に真剣に取り組んでおり、素晴らしいテクノロジーを提供することが可能だ。我々のネットワークにウェイモの車両を組み込むことができれば双方にメリットがあるが、それが実現するかどうかは彼ら次第だ」