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Kaspars Grinvalds / Shutterstock.com

中国のソーシャルEコマースアプリ「小紅書(RED)」が、アリババが主導するシリーズD資金調達ラウンドで3億ドル(約329億円)を調達した。創業5年の小紅書の企業価値は30億ドル(約3290億円)以上に達し、Eコマース分野のユニコーンとしての地位を確固たるものにした。

「小さな赤い本」を意味する小紅書は、インスタグラムとアマゾンを組み合わせたようなソーシャルEコマースサイト。利用者は化粧品や服の画像や動画を、販売サイトのリンクを添えて投稿する。

小紅書の登録ユーザー数は既に1億人を突破。都市部に住む18〜35歳の女性らを中心に人気を広げている。ユーザーらは化粧品や服を身に着けた自撮り写真を投稿し、商品を買う側は、他のユーザーの自撮りや口コミを参考に買いものを行なう。

世界的広告企業「ジェイ・ウォルター・トンプソン」の元アジア支社CEOのTom Doctoroffは先日のインタビューで「小紅書は現代の中国のEコマース業界において、いかにソーシャル機能が重要であるかを示している」と述べていた。

「利用者は個々のアイテムに対する意見を盛んに交換し、それがプラットフォームの成長につながっている。彼らは何が好きで、自分は誰なのか、なぜそのアイテムが好きなのかを語り合う」

Doctoroffによると、中国におけるソーシャル機能の重要性は音楽ストリーミング分野でも高まっており、NetEaseが運営する『NetEase Music』においても、同じ状況がみられるという。「中国のウェブサービスは独自のやり方で、さらに洗練されたものになりつつある」と彼は話した。

小紅書の創業は2013年。スタンフォード大学でMBAを取得したCharlwin Maoと、Miranda Quによって同社は設立された。今回の3億ドルの資金を用い、小紅書は新規の人材獲得を進め、マシンラーニングのインフラをさらに増強すると述べている。

編集=上田裕資

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