新卒者は注意 職場に持ち込んではいけない5つのこと

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3. 出勤するだけで偉いという感覚

仕事は小学校のサッカーチームではないので、出勤するだけで褒められることはない。時間通り出勤し、働く準備ができているのは当たり前だ。仕事の80%を完了させる20%の人たちの一人となり、他の人と差をつけて大きな注目を集めたい場合は、仕事をこなすことが必要だ。

私が最高経営責任者(CEO)を務める人材紹介企業、コーン・フェリーの調査では、入門レベルの仕事で成功するために必要なことは、細部への配慮だということが分かっている。つまり、他人から与えられる業務をしっかりと、うまくこなすことが必要だ。

4. 大学時代の思い出

会ったばかりの同僚はおそらく、あなたの出身大学や専攻などを尋ねるだろう。しかし、それはあなたのことを知るために過ぎないので、その後は大学の話をしないこと。

大学での成績や仲良しグループの話、素晴らしい友人の話など、誰も聞きたいと思っていない。その代わり、他者に心からの関心を示して、その話を聞こう。会社や他の従業員のキャリアパスなどについての深い学びを短時間で得ることができるし、新たな同僚との関係が構築できる。

5. 母親

親がミーティングを設定したり、個人的にフォローアップしたり、さらには面接に同席したりと、面接プロセスに親が積極的に関わっているだけでも最悪だ。ましてや、母親を職場に巻き込むなどもってのほかだ

私の会社では数年前、多くの人を解雇しなければならなかった。解雇された従業員の一人「ジョニー」の母親は、抗議の電話をかけてきた。確かに彼は勤勉で、素晴らしい人物で、学校でも良い成績を収めていたが、彼には親離れが必要だった。そうしなければ、キャリアにとって命取りとなる。

社会人になってからの移行期間は、次の重要なポイントを覚えておけば楽になる。それは、自分のことばかり考えてはいけない、ということだ。与えられた業務を遂行しながら他人を支援する方法を探せば、良い評価を持ってもらえる。人から好かれ、自分の価値が認められれば、キャリアが軌道に乗るだろう。

翻訳・編集=出田静

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