新卒者は注意 職場に持ち込んではいけない5つのこと

Rawpixel.com / Shutterstock.com

大学卒業は、全く新しい世界への移行でもある。就職すれば、自分と同年齢の仲間に囲まれていた状況は一変し、親と同じかそれ以上の年齢の同僚と接するようになる。

さらに大きな変化として、学生から社会人になると、自分の成績だけ考えてはいられなくなる。その代わり最優先となるのは、他者(特に上司)を立てることだ。

チームに貴重な存在として評価されるため、初就職を果たした職場に持ち込んではいけないものは次の5つだ。

1. 傲慢(ごうまん)さ

新入社員は、誰もやりたがらないようなつまらない仕事をする。これは、単なる通過儀礼と考えるようにしよう。

私は大学を卒業後、大きな会計事務所に就職した。私はすぐに良いスーツと、ハードな革のブリーフケースを購入したが、勤務初日の私の仕事は、箱をある階から別の階へと移動させることだった。実は、その仕事は1週間続いた。

その次の仕事は、古くほこりっぽい倉庫で棚卸し作業をすることだった。オーバーオールを着た、身だしなみの怪しい男性が迎えてくれ、コーヒーを勧めてくれた。彼はシンクから汚いカップを出してきて、ペーパータオルでさっと拭いただけでコーヒーを注いだ。カップの上部には何かわからない輪状の汚れがついていたが、私はそれを無視して飲んだのを覚えている。

箱を引きずることも、古い工業用部品を数えることも私の夢の仕事ではなかったが、不平を言ったり、その業務が自分にはふさわしくない低俗な仕事であるように振舞っていたりしたら、最初の職はすぐに終わっていたはずだ。どのような地位であっても、傲慢な人は何も得られない。

2. 自分は特別だという意識

プロフェッショナルとしての待遇を期待し、自分には特権があると考えていると、すぐに周囲から浮いてしまう。自分のことを特別な存在だと思っていると周囲に認識されてしまい、一度その印象を持たれると、それを変えるのは難しい。

最高の仕事をもらえる、主要な顧客とやり取りできる、駐車スペースがもらえる、海外出張がすぐにできる、などと期待しないこと。また、休暇の取得についてや、いつから休暇が取れるかを何度も聞いたりすることは絶対にやめよう。
次ページ > 出勤するだけは意味がない

翻訳・編集=出田静

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事