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2018.06.03

クルマに乗るなら絶対につけたい「7つの安全機能」

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4. 死角探知

運転の教習を受けたとき、「首を回して自分の肩越しに後ろを見ろ」「常にルームミラーで後方や死角を確認しろ」と言われて、耳にタコができただろう。それほどにも見逃しやすい死角の動きを、このシステムが探知し、後ろから接近してくるクルマなどをドアミラー下に黄色のライトの点灯で知らせてくれる。

5. リアビュー・カメラ

これには2つの目的がある。カーナビと連動した広角カメラが後方180度を見せてくれるので、まず後進中にクルマの後ろで何が起きているかが見える。そして、間違って子供や動物を轢いてしまうのを防ぐことができる。



ここまでは、今すでに提供されているテクノロジーだが、次の2つは数年後には市販車に搭載されるはずで、ドライバーがもっとも欲しがることになるだろう。

6. 開扉抑止機能

今年の4月に発表された韓国ヒュンダイのSUV「サンタフェ」が搭載するこの機能は、死角モニターの延長線で、後ろからクルマや自転車が接近してくる場合に、子供が後ろのドアから降りようとしても、それをいったん阻止する機能だ。小さい子供を持つ親たちがもっとも欲しい機能になるのではないか。

7. 顔認識ソフト

新型スバル「フォレスター」に搭載されるのは、人の顔を認知するソフトウェアだ。ドライバーの顔を絶えずチェックして、どれだけ注意力を保っているかを計測し、もし注意が散漫だと警告する。他のカーメーカーもすぐに追随するだろうから、数年後にはABSのように標準になるだろう。今のところまだ警告はブザーだが、近い将来は座席をブルブル振動させるなど、もっと能動的になるはずだ。

ほかにもあるとうれしいのは、暗い夜道で歩行者や自転車が見えるようにするナイト・ヴィジョン。そして、前から車両などが近づいてくると自動的に下向きになるスマート・ヘッドライトだ。「開扉抑止機能」と「顔認識ソフト」は、4、5年のうちに標準装備になると予想している。

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
「ライオンのひと吠え」 過去記事はこちら>>

文=ピーター・ライオン

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