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SFIO CRACHO / shutterstock

デンマークのフィンテック企業「Pleo」は企業の経費精算から紙のレシートを追放し、会計業務の効率化しようとしている。同社は先日、1600万ドル(約17億円)をシリーズAラウンドで調達した。

今回の資金調達を主導したのはスウェーデンのストックホルム本拠のVCの「Kinnevik」だ。Pleoの累計資金調達はこれで2300万ドルに達した。

Pleoは顧客企業の社員向けに専用の支払いカードを発行する。同社のカードはマスターカードとの提携により発行されるプリペイド式のカードで、企業の経理部門は経費の支出をリアルタイムで把握できる。英国とデンマークで利用可能なPleoは、既に1500社に導入されている。

同社の共同創業者のJeppe Rindomは、現地のスタートアップ「Tradeshift」の同僚だったNiccolo PerraとともにPleoを立ち上げた。

「わずか1年の間で目覚ましい成長を達成できた。たった2カ国を対象としたサービスとしては驚くべきことだ」とRindomは話す。

「市場を絞りローカライズに注力したことが、成功の要因といえるかもしれない」と彼は続けた。Kinnevikからの出資を受けて、今後は他の欧州諸国へも拠点を広げていく計画だ。

Rindomに成功の理由を尋ねたところ、「企業向けクレジットカードの分野は20年以上もの間、何も変化がなかったからだ」という答が返ってきた。

「大抵の場合、会社のクレジットカードが使えるのは一部の幹部のみで、支払い明細も月末にならないと確認できない。カードの支払い履歴の確認は、経理部門の大きな負担になっている。また、近年の企業の支払いは請求書ベースのものが減り、カード決済が増えている。出張経費やソフトウェアの購入だけでなく、オフィスの家賃もカード払いにしている企業も多い」

フィンテック分野ではスウェーデンの「iZettle」がペイパルに買収されて以降、北欧企業に対する関心が高まっている。Rindomは北欧でフィンテックのイノベーションが盛んな理由をこう説明する。

「北欧諸国ではそもそも、決済インフラが他の国よりもずっと先進的なものになっている。人々の大半がモバイル決済を利用し、クレジットカードの導入率も非常に高い。そのため、フィンテック分野の企業が新たなイノベーションを投入すれば、すぐに結果を見ることができる。その追い風を受けて成長した企業の一社がPleoだ」とRindomは話した。

編集=上田裕資

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