学習障害、ADHDの人が職場で成功するための8つのヒント

Pasuwan / Shutterstock.com


2. やり方の変更を希望されたら、何も言わず了承する

その要望はおそらく、そこまで大きな出費を伴うものではないはずだ。ある人にとっては、より頻繁な休憩が必要な人がいるかもしれないし、ホワイトノイズを出す1.99ドル(約217円)程度のアプリや、文章校正プログラムを使うだけで、最適な状態で働ける人もいるかもしれない。選択肢は数限りなくあるものの、単に色別のフォルダーや付箋を使うといった本当にシンプルな方法で状況を改善できることもある。

3. コミュニティーの力を軽視しない

人は自分が理解してもらえていると感じる時、より良い働きぶりを見せるものだ。中には、自分自身を異分子のように感じてしまうような場所もある。仕事には向き不向きがあるのだ。いったん居心地の良い場所を見つけられれば、周りに溶け込もうとするにはどれほど大きな感情的な努力が必要なのかが分かるようになる。その創造力をすべて投じ、素晴らしい仕事をすることに集中すること。乗り越えるべきハードルはかなり高いのだから!

4. あなたが成功すれば、チーム全員が成功する

あなたが何かやり方を変えてほしいと頼むときには、自分がそれによって力を得られ、素晴らしい仕事ができる、ということを、チーム全員に明確に示さなければいけない。あなたは最大限の力を発揮したいし、する必要がある。

アイ・トゥー・アイでは全米各地の人々と会い、それぞれの独自の学習体験について話を聞く。職場でも、相手のことや、どうすれば最も良い働き方ができるかについて、同様の好奇心を持って対応できるはずだし、そのように対応しなくてはならない。

5. 自分と人との違いについて声をあげる

自分らしくいられる時、あなたは最良の仕事ができる。そうすれば、誤解されていると感じる代わりに、あなたの仕事に敬愛の念を示してくれる人々から成るコミュニティーを作ることができる。

6. 大人にも学習障害があることを説明する

中には、40代になって初めて学習障害と診断される人もいる。その多くは、自分より年下の家族が学習障害と診断されたことがきっかけだ。大切なのは、学習障害やADHDは大人になれば卒業できるものではないということを人々に周知すること。大人になると自分の強みをより賢く巧みに利用できるようになるだけなのだ。

なぜ自分の働き方や学び方が変わっているのかを知ることができれば、安心感につながる。こうした人々は通常、チームの中でも生涯学び続け、困難にも強く、根性もたゆまぬ向上心もある人だ。

7. 最良の学び方を学ぶ

自分の強みと課題をよく認識し、強みを生かすこと。成功に必要な支援に関しては心を開くこと。それによってスティグマは払拭され、自分はチームプレーヤーであり、成功したいのだということを示すことができる。

8. 周囲に合わせず、自分らしくあることを目標にする

心を開き、コミュニティーや仲間と共にいる時には、最良の働き方ができる。そうした中で、実は自分自身が素晴らしい共感力とスキルを備えるリーダーであることに気づく場合も多い。こうした資質はしばしば、長年にわたるセルフアドボカシー(障害の当事者自らが行う権利擁護)によって鍛えられたものだ。

編集=遠藤宗生

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事