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ロンドン市長 サディク・カーン(Photo by Victoria Jones WPA Pool/Getty Images)

2016年から英国のロンドン市長を務めているサディク・カーンが、観光資源として注力しているのがロンドン名物のバスキング(大道芸)だ。

カーンは「Busk in London」というプロジェクトを指揮し、ストリートパフォーマンスを行なう人々に新たな決済手段を与えようとしている。社会のキャッシュレス化が進行すれば、大道芸を行なう人々は従来のように小銭を受け取ることが難しくなる。

そこでカーンは“欧州のスクエア”と呼ばれるフィンテック企業「iZettle」の協力を得て、パフォーマーたちに非接触型の代金受け取りツールを提供しようとしている。iZettleの決済リーダーはスマホやタブレットに接続して使用するもので、大道芸を行なう人が決めた金額を観客から受け取れる。

お金を払う側は専用のカードやスマホ、ウェアラブルデバイスをかざすだけで、パフォーマーにチップを渡せる仕組みだ。

カーン市長は声明で次のように述べた。「アデルや女性シンガーのデュア・リパらを生んだロンドンは世界の音楽業界の中心だ。路上でのパフォーマンスは、未来のスターたちが世に出るための大切な手段だ。英国の首都が誇る文化であるバスキングを、市民が手軽に支援できる仕組みを整えたい」

大道芸で生計を立てているCharlotte Campbellは、既にiZettleのシステムのトライアルを行なった。「我々は新たなテクノロジーに対応しないと、生きていけなくなる。iZettleの決済ツールがあれば歌っている最中でもチップを受け取れるし、今まで以上に稼げるようになった」とCampbellは話した。

ニュースサイト「The Verge」は「中国ではストリートパフォーマーがQRコードを提示してチップを求めることも珍しくはないが、行政当局が主導するロンドンのプロジェクトはおそらく世界で初の試みといえる」と報じている。

スウェーデン企業であるiZettleは今年5月、決済大手の「ペイパル」に22億ドル(約2400億円)で買収されており、今後の動向が注目されていた。

編集=上田裕資

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