ビジネス

2018.05.29

スナック菓子の未来について、業界大手が注目する5つのこと

Barry Blackburn / Shutterstock.com


3. 「有機」「遺伝子組み換えでない」が標準に

製品ポートフォリオに関して、フリトレーは消費者に選択肢を提供するための努力を続けている。例えば、消費者の中にはオーガニックであることや遺伝子組み換えでないことの認証を非常に重視する人たちがいる。同社はそうした消費者の傾向を手がかりとして、トレンドが明らかになる前に、そして消費者の好みの変化と歩調を合わせる形で、対応していくことを目指している。

加工食品の原材料について、消費者と政府当局が同様により高い透明性を求めていることは明らかだ。

4. 大企業はより社会的貢献を求められる


ペプシコは持続可能性に関連した取り組みを続けている。これは、子会社とともにそれぞれの環境フットプリントの削減、消費者の健康促進、事業を行う地域社会に責任を負うことなどを保証するものだ。

ペプシコは主に女性で構成されている農業従事者のコミュニティーへの支援強化に向けた評価を実施、テクノロジーや教育、安全な水へのアクセスの向上などを目指した支援を行っている。そのほか、梱包に使用する素材を生物分解可能なものに変えることや、工場の水の使用量を削減することなどに向けても努力している。

5. 昆虫スナックの市場拡大

ペプシコのインドラ・ヌーイ最高経営責任者(CEO)は2016年、原材料としての昆虫由来のタンパク質の使用について調査を行っていることを明らかにした。先進国市場では専門店もある一方で、一般的には文化的に、昆虫を食品として受け入れることには抵抗があると考えられる。だが、途上国ではそうした拒否感はあまりない。

ペプシコのような企業は、人々と文化、経済的に理にかなった持続可能な原料について、考えていく必要があると考えているという。

編集=木内涼子

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