マイクロソフトは定期的に各社のPC向けブラウザの、バッテリー消費量のテストを行なっている。同社は3台のSurface Bookを用意し、各マシンでEdgeやChrome、Firefoxのブラウザを用いて同じ動画を再生した場合のバッテリー持続時間を測定している。
直近のテストで、Edgeを用いたマシンのバッテリー持続時間は14時間20分7秒を記録し、トップに立った。2位はChromで12時間32分58秒だった。3位はFirefoxで7時間15分16秒だった。
Edgeの持続時間はChromeよりも14%長く、Firefoxとの比較では98%も長いという結果になった。
ただし、EdgeのChromeに対する優位性は、ここ数年で大きく低下している。2016年6月時点ではEdgeのバッテリーの持ちはChromeを70%上回っていたが、2017年4月には35%、同年12月には19%までその差が縮まっていた。
調査企業「Net MarketShare」の直近のデータによると、Edgeのブラウザ市場でのシェアは約4.5%。これに対しChromeは約61.7%、Firefoxは約10.2%のシェアとなっている。
パソコンでインターネットを閲覧する場合、複数のブラウザを使い分けるのは面倒に感じるかもしれない。しかし、外出先での作業が多くバッテリーの持ちを気にする人の場合は、Edgeに乗り換えてみるのも解決手段の一つになるかもしれない(ただし、Edgeは現時点でMac OSには非対応)。