資産価値で世界一に輝いたのは欧州の覇者「レアル・マドリード」




フォーブスによる「世界で資産価値が最も高いサッカークラブ・ランキング」が今年も発表された。今年の上位5チームはそれぞれ推定10億ドル以上の資産価値がある。これは資産価値が昨年比11%も上がった計算になる。主な理由は、UEFAチャンピオンズリーグの賞金と広告収入だ。さて、今年の顔ぶれは?

最も価値の高いチーム
1 Real Madrid レアル・マドリード
資産価値 34億ドル(昨年比 : +4%)

5月末のUEFAチャンピオンズリーグ優勝が記憶に新しい、リーガエスパニョーラに所属する名門クラブ。ロナウドやガレス・ベイルといった世界的な選手を数多く抱える「白い巨人」は、海外興行やテレビ放映権料、グッズ収入から堅調に収益を得ている。

2 Barcelona バルセロナ
資産価値 32億ドル(昨年比 : +23%)

カタロニアの雄は8億ドルを投じ、本拠地のカンプ・ノウを改修することを発表している。スタジアムの収容人数は現在の9万9,000人から10万5,000人に拡張されることもあり、リオネル・メッシやネイマールといったスター選手を観に行く観客も増えそうだ。

3 Manchester United マンチェスター・ユナイテッド
資産価値 28億ドル(昨年比 : -11%)

昨季は日本代表の香川真司が加入した効果もあり、広告収入が前年比30%増で過去最高の約3億6,300ポンド(約570億円)を記録した「赤い悪魔」。今季も収入は多かったものの、肝心のリーグ戦で低迷。2014-15シーズンのチャンピオンズリーグを逃すほろ苦い1年に。

4 Bayern München バイエルン・ミュンヘン
資産価値 19億ドル(昨年比 : +41%)

2013年の欧州制覇後も名将ジュゼップ・グアルディオラを迎えて黄金時代の確立を目指すドイツの名門クラブ。今季はブンデスリーガで優勝し、カップ戦と合わせて国内2冠を達成。オランダ代表ロッベンやフランス代表リベリなどの有名選手を多く抱える旬のチームだ。

5 Arsenal アーセナル
資産価値 13億ドル(昨年比 : 0%)

FA杯優勝で久々に存在感を見せたアーセナルは、5月末に名伯楽アーセン・ベンゲル監督と契約を延長した。プーマとあらたに結んだユニフォーム契約から入る5,100万ドル、エミレーツ航空から入るスポンサー料4,800万ドルを元手に、11年ぶりのプレミアリーグ優勝を狙う。

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最も収入の多い選手
1 Cristiano Ronaldo クリスティアーノ・ロナウド
収入 7,300万ドル(年俸 : 4,900万ドル、その他 : 2,400万ドル)

レアル・マドリード所属のポルトガル代表FW。レアルの欧州制覇、ポルトガルのワールドカップ出場に決定的な役割を果たした「怪物」。ナイキやサムスン、タグ・ホイヤー、エミレーツ航空などとスポンサー契約を結んでいる。

2 Lionel Messi リオネル・メッシ
収入 6,500万ドル(年俸 : 4,200万ドル、その他 : 2,300万ドル)

バルセロナ所属のアルゼンチン代表FW。今季は体調不良に苦しみ、本来の輝きを見せられなかった「バルサ」のエース。しかし、アディダスやペプシ、トルコ航空と個人契約を結ぶなど、ピッチ外ではいままでとは変わらない活躍ぶりを見せた。

3 Zlatan Ibrahimovic´ ズラタン・イブラヒモビッチ
収入 3,400万ドル(年俸 : 3,000万ドル、その他 : 400万ドル)

パリ・サンジェルマンFC所属のスウェーデン代表FW。ワールドカップ出場こそ逃したものの、所属クラブはチャンピオンズリーグで躍進し、国内リーグも制覇した。貧しかった移民の少年は、いまではナイキやボルボといった一流のスポンサーが付くほどの選手に成長した。

4 Neymar ネイマール
収入 2,800万ドル(年俸 : 1,200万ドル、その他 : 1,600万ドル)

バルセロナ所属のブラジル代表FW。2014年のワールドカップを母国のエースとして迎えることになった天才的な選手。注目度は高く、スポンサーにはパナソニックやフォルクスワーゲンといった世界的企業が付いている。

5 Radamel Falcao ラダメル・ファルカオ
収入 2,600万ドル(年俸 : 2,300万ドル、その他 : 300万ドル)

モナコ所属のコロンビア代表FW。怪我によりワールドカップ出場はならなかったが、最も完成度の高いフォワードとしての評価は揺るぎない。すでに、サムスンやジレットとスポンサー契約を結んでいるが、さらなるビッグクラブへの移籍で収入が増える可能性が高い。

フォーブス ジャパン

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