99ドルの睡眠分析デバイス「ノキアスリープ」の実力

(Photo by David Ramos/Getty Images)


アラーム機能には非対応

Jawboneの「UP」ブレスレットやFitbit製品が便利なのは、スマートアラーム機能が付いている点だ。筆者の場合は、深い眠りから浅い眠りに変化するときに起床するとスッキリ目覚めることができる。Jawboneは、設定した起床時間の30分前から体の動きをモニタリングし、動きが活発になると眠りが浅くなったと判断して起こしてくれる。

スマートアラーム機能は、この製品のルーツである「Withings Aura」や「Nokia Steel HR」には搭載されていたが、ノキアスリープには残念ながらこの機能が備わっていない。将来的にはスマホと連動してアラームを鳴らすことができるようになるのかもしれない。

スマートホーム連動も可能

ノキアスリープはウェブ連携サービス「IFTTT(イフト)」に対応しており、他のスマートホーム機器と連携させることが可能だ。例えば、起床に合わせてコーヒーメーカーやスマートスピーカー、ヒーターなどを作動させたり、就寝したら消灯することができる。また、「Nokia Health Mate」アプリがアレクサ(Alexa)に対応したことでスマートスピーカーの「エコー(Echo)」で自分の健康状況を確認することもできる。

ノキアスリープは99.95ドルだが、睡眠アプリの中には同じ機能を果たすものもある。しかし、ノキアスリープは設定が簡単でデータの採取や分析は非常に優れている。また、ノキアは他にもスマート体重計「Body Cardio」やスマート体温計など、機能性の高いデバイスを作っておりノウハウが豊富だ。このデバイスは自分の体のトレンドや変化を把握できる魅力的なデバイスといえる。

編集=上田裕資

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