ライフスタイル

2018.06.07 12:35

「モノにも思い出」の生き方が新たなアイデアの発想につながる


恩師もイギリス人、ヴァージン・グループの創設者リチャード・ブランソンです。入社時に彼が日本就航キャンペーンで頻繁に来日しており、付き人兼運転手をしていたのです。

彼はいつも「ツイスト」と「スクリュー」と口にしていました。つまり「普通の考え方を捨て、違う視点で見ろ」と。あとは「Nothing venture, nothing gain.(冒険なくして得るものなし)」もよく言っていました。

当時のリチャードの年齢を超え、あらためて彼の破天荒な魅力やビジネスマンとしての手腕を感じ、まだまだだなと焦る日々です(笑)。

<田窪寿保のある1日>

1:00 就寝
7:00 起床
8:30 出社
8:30~9:30 デスクワーク
9:30~11:30 ミーティング
12:00~13:00 ソーシャルランチ
13:30~18:00 ミーティング
18:00~19:00 デスクワーク
19:00 退社
19:30~21:30 外食
22:00 帰宅





グローブ・トロッターのスーツケース
30年ほど前に購入しました。魅力は「何もない」こと。余計な装飾も、ホイールも、間仕切りもなく、軽くて丈夫。ヴァージン アトランティック航空のパイロットがみな持っていて、その潔いミニマリズムの体現に憧れ──。それがいまの仕事につながったので、余計に愛着があります。

ホテルペン
ホテルペンを収集しています。これらはロンドン編。高級ブランドのペンのように気負わないで使えること、またホテルにはそれぞれの匂いがあり、そのときどきの自分の気分や気持ちを思い出せるのがいいです。


たくぼ・としやす◎1966年、東京都生まれ。青山学院大学大学院修了。ヴァージンアトランティック航空日本支社勤務を経て、98年、ブリティッシュ・ラグジュアリー・ブランド・グループを創業。著書に『ジェームズ・ボンド 仕事の流儀』など。

構成=堀 香織 写真=yOU(河崎夕子)

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