毎年、フォーブスが発表している注目の若手リストから厳選してお届け。「バフェットの秘蔵っ子」や「ザッカーバーグ注目の若手」が登場だ。
01 トレイシー・ブリット・クール
バークシャー・ハサウェイ
クール(29)は世界的投資家ウォーレン・バフェットの金融アシスタントを務める俊英。2009年にバークシャー・ハサウェイに加わったクールは小口の投資の管理を任され、「オマハの賢人」から全幅の信頼を置かれている。バフェットは自身の退任後には重要な役割を任せる用意があると示唆している。
02 アダム・チャンドラー
米司法省
チャンドラー(29)は、この20年で同省の独占禁止法部門に採用された唯一の新人弁護士だ。連邦独占禁止法に関する案件を手掛ける弁護士としては史上最年少を記録している。最近では、米連邦最高裁判所に上訴する民間団体の多くが、企業寄りで規制には反対の立場を取っていることを調べ上げて注目を集めた。
03 アミット・アブナー
テイキー
2009年にリアルタイム広告サービス「テイキー」を起業したイスラエル出身のアヴナー(28)。10歳でプログラミングを始めた彼は、10代で自作の検索エンジンを開発していたという。テイキーでは、ペプシやソニーといった広告主のためにリアルタイムで読者や視聴者の関心を把握し、最適な広告手法を提供している。
04 ベン・カウフマン
クワーキー
カウフマン(27)が初めて起業したのは、高校卒業直後だった。iPhoneのアクセサリーを開発販売する会社だったが、大人の経営陣に追い出される形で退社。その後、クラウドソーシングで商品を開発する会社「クワーキー」を立ち上げ、自らCEOに収まった。その結果、今ではGE(ゼネラル・エレクトリック)と提携するまでに成長している。
05 パーマー・ラッキー
オキュラスVR
パーマー・ラッキー(21)は、高校生の時に頭部装着型バーチャル・リアリティ・ディスプレイを開発し、大学時代には仮想現実ヘッドセット「オキュラス・リフト」の試作品を作っている。そして今年の3月、オキュラスVRはザッカーバーグ率いるフェイスブックに買収された。ラッキーのおかげで、仮想現実がSFではなくなろうとしている。